天の時、地の利、人の和
孟子曰く、天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず。人間本位からみると、彼は一番重視したのは人の和です。
が、易経を愛してやまなかった孔子(孟子の先生の祖父)曰く、時は命です。その時は天の時のことです。タイミングはいかに大事かを孔子は再び教えてくれました。
天の時と地の利が同じ条件なら、和気あいあい協力し合う人間関係はもちろん大事です。もし人が時の変化に気づかず、春が来ても種をまかないで、時に合わない他の行動をしても意味がありません。
易経では天人合一を一番重視してます。
天人合一とは、簡単にいうと、天の時と地の利と人の和を総合的に考えてソフトに対応していくことです。
音楽、ダンス、武術、実業などどんな分野でも、天人合一の境界に到達できたらもうその分野の頂に立つことになるでしょう。
この世に何十億人もいますが、天の時、地の利と人の和を判断し、うまく使える方はどのくらい居るでしょう。
今の科学も解明したように、天の外に天があり、一つの生き物にも一つの世界があります。この宇宙、まさに太極のようですね!
私たちもどんなときでも傲慢せず卑下せず、目標を持って、天の時、地の利と人の和の最高境界の天人合一を求めて、できれば天地が喜ぶ無駄のない生き方でやっていきましょう!