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《陰騭録》謙虚の編
今日から《陰騭録》の第四章に入ります。謙虚についてノオハナシをご覧ください😊
《陰騭録》 謙虚の編
《易传》には「天道は謙虚を助け、地道は溢れを未満に流れさせ、鬼神は謙虚へ福を増す、人道は谦逊を愛する。」とあります。
そのため、六十四卦の中で唯一、谦(けん)卦が六爻全てが吉兆を呈しています。
《尚书》には「盈余は亏损を招き、谦虚は益を得る。」とあります。
私は多くの人々と共に試験に参加する度に、いつも何人かが成功する様子を見かけます。その人が発達することになるならば、彼には必ず謙虚なストーリーがあるでしょう。
1571年、私は嘉善の仲間十人と共に京城で試験を受けました。その中で、丁敬宇は最も若かったが極めて謙虚でした。
それで、私は仲間の一人である费锦坡に言いました:「丁敬宇は今年必ず合格するでしょう!」
费锦坡は「それはどうして分かるのですか?」と言いました。
私は言いました:「福德を得るには謙虚さが必要です。
この十人の中で、誰が臆せず先に進むことができ、丁敬宇を超える者はいますか?
敬虔で慎み深く、気配りができ、丁敬宇を超える者はいますか?
侮辱に対して黙って応じず、中傷を聞いても巧みに弁明しない者、丁敬宇を超える者はいますか?
人がこれほどできることは、天地や鬼神さえも彼を守ることでしょう。合格しない理由があるでしょうか?」
発表の日が来ると、丁敬宇は確かに合格しました。