【農業生産法人必見】あなたの農業経営を助けます〜農林水産業みらい基金〜
アグリビジネスパートナーの高津佐(こうつさ)です。
今回は、『農林水産業みらい基金』という助成金の説明をしていきたいと思います。この事業は、助成金の金額や補助率もいいので、皆さんの活躍の助けになるかもしれないのでぜひ参考にして下さい。
どんな内容の助成金なのか?
では、早速本題に入っていきます。
まず助成金の名前は、『農林水産業みらいプロジェクト』です。
一般社団法人の農林水産業みらい基金が運用しています。
申し込み期間は、2021年6月30日までとなっています。
採択されるまでには、いろいろ事業の計画に時間がかかるのですぐに掛かることが大切です。
もし、今年の申し込みに間に合いそうにない方は、来年や再来年に向けて準備していけば良いかと思います。
採択の通知が来るのが、2021年12月上旬になるそうです。
もし採択されれば、2022年1月から3年間の助成期間がスタートします。
助成の概要
それでは、助成金の概要について説明していきます。
(1)助成金はどんなことに使えるのか?
助成対象事業の活動に直接的に必要になる活動経費に使うことができます。
なので、結構いろんなことに使える助成になってると思います。
(2)採択の方針
採択の方針は、今後その地域のモデルとなり得る事業となっています。
(3)助成金の支給範囲
助成金の支給範囲は、最長3年になっています。
例えば、6次産業をする場合は、工場を作って販売までの3年間に助成金が使えます。
なので、長期の計画になるのでしっかりと計画することが大切になってきます。
(4)助成金額
基金が助成上限額を決定します。助成金額の上限は申請事業費の90%です。最大90%の助成金額の可能性があります。
例えば、3年間で1億円使う事業だとします。
基金が助成の上限額を1億円だと決定したら、3年間で9000万円助成がもらえることになります。
普通の補助事業の補助率は1/2や1 /3です。
助成されれば、かなり大きい助成になりますのでとても魅力的です。
直接事業費とは?
では、この助成で使える直接事業費とはどんなものかあるのでしょうか?
いろんなことに使うことができますので参考にして下さい。
①人件費
事業の人件費
②外部専門家の活動等に関する費用などに使えます。
例えば、私みたいなコンサルタントを雇ったりすることもできます。
↑少し告知みたいになりました(笑)
③人材育成に関する費用
例えば、新しく社員を雇用する時に、研修費用などに使えます。
④設備・施設に関する費用
例えば、設備投資や施設の改修費用などに使えます。
⑤知的財産権の取得に関する費用
例えば、商標を取得する時などに使えます。
⑥その他
基金に認められた事業に使えます。
応募の資格者
①農業法人や農業協同組合等の第一次産業に関する事業を営む法人。
農業法人やJAなどが該当します。
※残念ながら個人事業主の経営体は対象外です。
②継続して経理・管理体制が構築され運営されてきた任意組織。
なので、新しく組織を作って助成をもらうことは難しいです。
市町村などが申し込んだ事例などがあります。
審査のポイント
審査のポイントがいくつかあるので紹介したいと思います。
①課題の明確さ
助成金が事業のあと一歩の後押しに繋がりますか?
②内発性・チャレンジ性・モデル性
この事業は、熱意あふれるチャレンジですか?
③創意工夫・独自性・革新性
この事業は、新たな価値の創造に繋がってますか?
④地域への定着・社会性の観点
この事業をやることによって、地域への定着状況はどうですか?
⑤事業性・継続性
この事業が、しっかりと継続的に行われる見込みがありますか?
提出書類と採択状況
事業計画書および参考資料と事業費の根拠資料がメインになってきます。
ある程度金額がある事業なので、しっかりと準備して申し込みましょう。
しかし、申し込み期間が1ヶ月半くらいしかありません。
今年間に合いそうにない方は、来年や再来年に向けて準備をしていけば良いかと思います。
この事業は、2014年に始まりました。
応募総数 670件
採択件数 53件(7.9%)
総額 約53億円
平均 約1億円
最大 3億円
最小 500万円
農業 70%(他30%は、一次産業の林業や水産業など)
採択された例は、ホームページに載っているので興味がある方はぜひ確認して下さい。
どういうことに活用できるのか?
この事業を何に活用できののか?活用事例を3つ紹介していきます。
基金に確認した訳ではありませんが、私の独自の提案になりますのでぜひ参考にして下さい。
①6次産業
地域で盛り上がる事業に使って見てはいかがですか?。
地域を巻き込んだ6次産業などは、地域貢献になりますにでとても通りやすいと思います。
②スマート農業
過去の採択を見ますと、スマート農業の機器を入れることによって生産や流通や作業の低減などは結構採択されやすいです。
スマート農業を導入することによって、それがモデルとなって成功して他の地域に普及することもあります。
新しいチャレンジになるスマートの農業を絡めることは、とても良い方法です。
JAやJAの品目部会などがスマート農業を導入することもアリかなと思います。
③SDGs関係
SDGsの取り組みを地域でやるのことで地域や環境にとても良い影響を与えるのでとても良い方法だと思います。
最後に
今回は、農林水産業みらいプロジェクトの助成金の概要について解説しました。
ここで、書いた内容は入り口部分の説明になりますので申請に興味がある方は、リンクを掲載するのでぜひチェックをして下さい。
もしこの事業にご質問がある方は、私がやっているLINE公式アカウント『アグリゼミ』に登録して頂ければ、私なりの見解をお答えできます。
また、どこに相談したら良いかなどの提案もできるかと思います。
この助成は、いろんなことに使えるので皆さんの活躍できる幅が広がると思います。
なので興味がある方は、ホームページなどを参考にしてしっかりと計画してから申請をしましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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