金鯱賞　前走診断

3月12日　中京　芝　2000で行われる金鯱賞に出走予定の馬を診断していきます。金鯱賞は開幕週に行われるため、逃げ馬が勝っているイメージがあります。去年は、ジャックドールが逃げて勝ちこの馬の知名度が一気に上がりました。

前走診断

アラタ　評価　A
差し　57→57 同距離

中山金杯　4着　不利あり
中山　芝　2000 差し　
スタート直後大勢を少し崩して内へよれていたが、すぐに馬群に入り外へポジションを取りに行った。レッドランメルトの後ろにポジションを取ってレースを進めた。内には勝ったラーグルフがいて、常に外を回って距離ロスがあった。最終コーナーで内にいたラーグルフが外にきてアラタの前に入られたのは痛かった。直線でも他馬と接触がありながら最後まで諦めずに走り4着でした。このレースは前走から＋24での出走になったが不利を受けながら高いパフォーマンスを出せていたと評価している。今回、馬体重が減り前走以上の走りに期待したい。

グランオフィシエ　評価　B -
差し　58→57 距離短縮

迎春S 1着　
中山　芝　2200 差し
スタート直後大きく外によれて隣の馬に接触があった。中団の真ん中あたりにポジションを取ってレースを進めた。第３コーナーでディナースタが早めに仕掛けて、先頭集団も釣られてしまったのかスパートをかけ始めて列が乱れた。この馬はじっくり前が開くのを見て差すことができたので展開的にも有利だったと思う。レースレベルも低いので今回の相手でどこまで戦えるのか。

ディープモンスター　評価　A＋
差し　57→57 同距離

関門橋S 1着
小倉　芝 2000 差し
13番ゲートからの出走で、スタートしてからはうちの方へポジションを取りに行った。中団の内で脚をためて、最終直線では最内から差して1着でした。小倉の荒れた馬場で内を通って1着は能力ある。

ハヤヤッコ　評価　B
差し　58.5→57 距離短縮

日経新聞杯　6着
中京　芝　2200 差し
中団やや外にポジションを取って競馬をしたが、そのまま順位が、ほとんど変わらず維持しての6着でした。このレースでは斤量が厳しめであったので仕方がない。前走より今回のほうが条件的には良さそう。

バイオスパーク　評価　D
差し　59→57 同距離

関門橋S 15着
小倉　芝 2000 先行
差しが有利な状態であったし重い斤量を背負ってのレースでしたが最後に失速してしまったので厳しいレースでした。

フェーングロッテン　評価　B
逃げ　56→57 同距離

中山金杯　3着
中山　芝　2000 逃げ
スタートから飛び出しすんなりとハナを取ることができた。他の馬からプレッシャーを受けることなく逃げることができて最後まで粘って3着でした。ブリンカーを着用してから成績向上。今回も逃げ馬の最有力候補に上がっており、開幕週で人気になるだろう。

プログノーシス　評価　B＋
追込み　56→57 同距離

中日新聞杯 4着
中京　芝　2000
後ろから2頭目で後方からの競馬になりました。最終コーナーでは大きく外を回して追込みました。進路が塞がれて予定より外に行ってしまう場面が見られたのでそれがなければ3着に入れていたかも。強い馬なのは確かではあるが、重賞で勝ちきれていないのも事実。今回、中京開幕週なので前が有利な展開を考えるとこの人気では本命にしにくい。大外枠なのはプラスで、前走のような競馬になると予想している。

ポタジェ　評価　B＋
差し　57→59 距離短縮

有馬記念 12着
中山　芝　2500
外目の枠からの出走で中団真ん中あたりにポジションを取って進めた。最終直線に入りいい脚は使えていなかったので距離が長かったのは明らかだと思います。

マリアエレーナ　評価　B
先行　56.5→55 同距離

愛知杯　3着
中京　芝　2000 牝馬限定　重
内枠を活かして先行できた。３番手につけて内を通ることができた。重馬場が苦手なのか2着になったアイコンテーラーを差せなかったのは少し痛かったが、良馬場なら別の結果になっていたに違いない。

ヤマニンサルバム　評価　B
先行　56→57 同距離

白富士S
東京　芝　2000
勝ったサリエラは凄かったが、レースのレベル自体は低かった。内枠か出走して前から3列目の内のポジションをとった。最終直線に入るところで内に進路がなく外に行くしかなくなり追い出しに遅れてしまった。それでも3着には入ることができた。

ルビーカサブランカ　評価　B
差し　55→55 同距離

愛知杯　8着
中京　芝　2000 牝馬限定　重
外枠からで後方の外にポジションを取るしかなかった。外を回ったことで距離ロスがあり、最終直線でも大きく外を回すしかなくて、そこからの末脚は不発に終わった。前が有利な展開だったのでこの馬に取っては厳しいレースでした。

ワンダフルタウン 評価　D
差し　58→57  同距離

中山金杯　16着
中山　芝　2000 差し
外枠で後方からの競馬になった。距離ロスはあったが、直線での伸びはなく凡走でした。

ピックアップ馬

アラタ

近走でベストパフォーマンスを発揮した昨年の札幌記念のレースを取りあげます。まずは、上位の馬たちの名前にご注目ください。

去年の札幌記念のメンバーを今見るとG1級のレースでしたね。ここにはのってませんが他にもたくさん凄い馬達がいるなかで、アラタ4着でした。ハイペースの札幌記念で中団で追走して最後まで伸びて4着は高評価です。前が有利な展開で最後までよく伸びてきた。今年の金鯱賞では内枠を利用して前に行く可能性もある。札幌記念にある程度前のポジションをキープできていたので人気もないしかなり期待したい。

マリアエレーナ

まず、去年の小倉記念の結果を見てください。

重賞で活躍した馬がいる中、レース映像を観ても圧勝でした。今年の金鯱賞では、この時と同じ2番ゲートからの出走で、出遅れなければ間違いなく先行できる。能力上位で前有利な展開もプラスになれば馬券外に飛ぶことはなさそうです。軸にしたい一頭ではあるが、人気もあるので判断は難しい。