今日はじ2の備忘録 #002
昨日は顔合わせ、読み合わせの日でした。欠席の方もおりましたが、20人のキャストと各スタッフにて当公演は作られていきますという認識合わせの日。
役者が考えてきた演技プランでまずは口に出して読んでみる、実際相手がいると感覚が変わるものですし、あ、この間入るのかとか、このテンポで会話するのかとか気づきもあったのではとも。
私の所感としては、セリフ量が全体としては多いのかもしれない、ということ。難しい漢字は使っていないつもりではいたものの、もしかしたら難しい漢字がちらほらあったのかもしれないということ。長台詞ないとは言い切れない程に序盤から長い台詞を書いていた、という事実。10行ぐらいのは私は時折、ブロックとか塊とか言いますが、1ページ超のセリフ群はもう長台詞と言っても過言ではありません、多分言わないと方方から怒られてしまう。
読み合わせで気になる部分とか気付いた部分とか、あ、これは伝えないといけないやつだ、ということはいくつかありますが、細かいものってこれから芝居を作っていくのに、はじめましてぇ、とかやっているのに言うものでもないと私等は思っていたりもして。
なので、最初の気付きや気になるものとしては、あくまで、漢字の読み間違えと、イントネーション、台詞スピード、トーン、台詞と台詞の間にあるいらない「間」。台詞が全て一調子になっていないかetc、etc
不老不死の人々が、時間を止められて、長く生きていることもあって、台本では描かれない日々、物語がいくつもあり、回想も紛れ込んでくるので、時系列(何があった後に何があったとかとか)の整理とかも重要。
きっとこの人は今の今までこういう生き方してきたんだろうな、ぐらいは思い描いていても、何年何月何日に高校卒業、大学入学、大学では専門は◯◯である、という履歴書チックなものは作っていない。ただ、物語で生きる人に思いを馳せると、大体浮かんでくる気もする。
恐らく私の書いているものはパズルに近い。しかも最初から何ピースか抜いた状態で完成させるようなそういう意地悪いパズル。そして抜かれたピースを観ている側に想像してもらえたら、という思いもあったりして。だからこそほぼ素舞台のような美術でやり続けていたりする、のかなとも。
今日こそは200文字ぐらいで終わらせようと思って書き始めたらなんかもう、1,000文字近く書いているので、そろそろ書きやめよう、キーを打つのをやめようと考えて超えてしまった今日このごろ。寒くなってきましたので、体調に気をつけてお過ごしください。11月、劇場にお越し頂けたらと願っております。
劇団公式X
公演詳細
チケット販売サイト(CoRich)
劇団皇帝ケチャップとは?