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選いつの備忘録 #2
役数の確定ができていなかったこともあり書き始めずにいたが12役で確定したので今日から諸々始まる。大体いつもそうで、台本を書き始めるこの時は、もしかしたら書けないかもしれないという恐怖だけがある。書くことは好きだが好きだとしても人を描くことの責任は、怖いものだ。
ポジティブなわくわくもどきどきもない。それでも誰かは楽しんでくれるだろう、楽しんでもらいたいと祈りつつ文字を打つ。
最初のシーンは全員がわーわー言っているシーンを置こうかとも考えていたが今回はそのトーンで物語は進行しないと思っている。思っているので書いているうちにそんなトーンになるかもしれないし、そういうわーわー言ってるシーンはきっと出てくる。だがそれは冒頭ではない。
今回はシングルキャストが8役、ダブルキャストが4役となっており、昨年上演した『セーブポイントからもう一度』の逆転した体制で臨む。意外とというと変だが過去の出演者が多く出演頂けている。再び登板してくれるのは本当にありがたいことです。ありがとうございます。高校生役が10役、教師役が2役という構成。女子校ではないけれど、男子生徒は一人。この男子生徒も次期生徒会長候補者となる。
しかし私は今、書く前からあれはネタバレになっているんじゃないかと思っていたりすることがある。けれど、それをここで書いてしまっては更にご丁寧にネタバレすることになるので詳しくは書けない。ひとまず私がつぶやいたことは全て忘れて頂きたい。ネタバレ関係ないという人は覚えておいて頂いて、劇場に来て頂いて、これかと思って頂いてよいのです。
いくつかあーでもないこーでもないと脳ミソをねりねりしてきた冒頭のシーンだけれど、多分今日書くのだろう。しかし、それが冒頭のシーンからその後のシーンになるなんてことは多々あるわけで。
昨年11月に上演した『無視できない私の中の感情』も当初予定していた冒頭のシーンは後日シーン1-1になった。1-1って冒頭じゃないのというご質問も出てくるかとは思うものの、台本上、シーン0、シーン1のあとにシーン1-1が来る。
この投稿をしたら冒頭のシーンを書き始める。どんな人間がどんな動きをして物語を進めてくれるだろうか。想像し、そして書き起こしていく。