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あな空の備忘録 #2(短いCM)

どうも、主宰の吉岡です。
9月ももうすぐ終わろうとしておりますがいかがお過ごしでしょうか。

稽古が間もなく、と言ってもあと2週間少しで始まります。
そんな時期に考えること、それは、宣伝。

劇作家も演出家も主宰も考えることは一つで、多くの人にまずはこんなことやってます、やります、舞台ありますよということを知ってもらいたい、劇場にあるいは配信で楽しんでもらいたいということ。

しかし映画やドラマとは異なり、実際の映像を使って演劇は宣伝が出来ません。そういう意味でも演劇の宣伝は難しいなと常々考えているのです。

今日は記事タイトルにもありますように文章だけで短いCMをお届けします。今回はお時間がない方向けの長さにしています。別記事(最下部にリンク貼っております)で紹介しております公演あらすじとあわせてお読みいただければと思います。

公演CM

CMに出てくるキャラ紹介

1.藤島栞里:本作の主人公。小説家。夫の真司と一緒に平和に暮らしている。4年前、旅先で事故に遭遇し、左足に障害がある。

2.悠:茘枝とコンビを組まされ、願い事を叶えた人間のもとを訪ね、時が来たら神様のもとに連れて行くことを任務としている。天使。

3.茘枝:悠とコンビを組む天使。丁寧なやりとりが苦手で、悠の行動で「それ意味あるの?」と問うこともある。モットーはショートカット。

短めの公演CM

藤島家。リビングの食卓でノートPCのキーボードを叩いている藤島栞里がいる。PCの画面には書きかけの小説が映っており、ディスプレイの横に『締切5月28日!!!』と書かれた付箋が貼られている。

そこに「ピンポーン」というチャイムが鳴る。集中している栞里、チャイムに気づいた様子はない。再び「ピンポーン」と鳴る。慌てて立ち上がり、左足を引きずりながら玄関に向かう栞里。

栞里「はーい」
茘枝「(玄関から)配達でーーす」

玄関のドアを開ける栞里。目の前には配達業者とは思えない格好の悠と茘枝がおり、茘枝は黒電話を持っている。

栞里「(訝しそうに見つつ)何ですか?」
悠「おめでとうございます」
栞里「はい?」
悠「あなたの旦那様、藤島真司さんは神様の元で働くこととなりました」
茘枝「(拍手をしつつ)おめでとうございまーーーす!」
 悠も拍手を送っている。
栞里「………は、い??」

劇団皇帝ケチャップ第14回本公演『あなたに会いたいから私は今日も空を見上げる』浅草九劇にて2022年11月2日~11月6日まで上演。

■過去記事(参考まで)
・物語の流れ
https://note.com/kouteiketchup/n/ne657de20cf4b

・観劇の参考情報
https://note.com/kouteiketchup/n/nde09ef107ced

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