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無視できの備忘録 #16

今日は定期検診で久方ぶりに家を出た。来月は健康診断と別の定期検診がある。病院づくしだなと思いつつも、久しぶりに町中を歩いてみると、最寄りのセブンイレブンが潰れており、その近くの家が工事でむき出しになっていた。世界は気づかないうちに形を変えるものだ。

明日は舞台監督との美術打ち合わせ。恐らく併せて確認されることとして台本がいつ完成するのかという点と、早替えがあるかという点である。

状況としてはもういつかき終わってもおかしくない状況ではある。多分数時間集中すれば終わる。しかし先程まで倉庫に預けるものをダンボールに入れたりとか、まるで受験生が部屋の模様替えをし始めるようなことをやっていた。

台本の完成が遅くなると台詞が多い人は負荷が高まるだろうことは理解している。私が役者側だとしたらこのセリフ量は覚えられない。

今回は前回と違って全員芝居にはしなかった。ストーリー的には出来たが、最初からそれはなしで考えていた。もちろん昨年の台本は確か全員舞台上に出てくるような芝居になっていたが、そもそもがコロナ禍を意識しない台本だったのでそれはそれで、である。

同時間帯でストーリーが進んでいき、あるいは過去の場面として回想シーンがちらほら出てくる芝居のため、恐らく顔合わせが終わると小屋入り前の通し稽古まで会わない人も出てくるだろうが、そういう形でコロナ対策をしていくフェーズだと考える。いずれはそうなるだろうが、稽古中からマスクなしでやりたいものだ。(小屋入り、場当たりまではマスクだったかな前回)

しかし台本の後半戦を書き始めようとしている中、既に書き終わる予感がし始めている(必要なシーンが映像で頭の中を流れ始めたらもうそれを書き写すだけなのだ)わけだが、最初に考えていたようなシーンは一切出てこない気がしている。

物語の整理としてはこうだ。

・ライブハウスを出禁になるというトラブルメーカー的側面が強く、オーディションを受けるも結果振るわず、就職しようかなと思い始める主人公、三原桜。

・音楽の夢を追いかけて東京に出てきたが詐欺グループに所属し、逮捕、数年後出所し、地元に戻ってきた川島楓。

・バンドメンバー(作詞、作曲、演奏も担当)に逃げられてしまった演奏も作詞作曲も出来ない倉科穂乃果と相島聡子。

・穂乃果、聡子のバンドが出場する音楽フェスは目の前まで迫っているが、脱退メンバーからは自分が作った曲の使用を禁じられ、フェスの出場条件がオリジナル楽曲、バンドということもあり座礁しかかる。

・桜に対して穂乃果と聡子のバンドに加わること、楽曲制作を提案する楓。

これが前半60分の出来事である。後半に関して私が思っていることは、フェスで歌っているシーンが普通は必要になるがそれは映画の規模で表現ができるならば作れる。しかしあくまで舞台で表現するならば私はそういうライブシーンには否定的である(勿論成功している舞台も知っている)。

じゃあ、2曲目をどういうシチュエーションで歌ってもらうか、これは試行錯誤の結果辿り着いた結果もあるので問題ないだろう。曲が終わってラストシーンへと向かう。恐らく最後は桜、そして楓、そして拓真のシーンになるだろう。とだけ書いておく。

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