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無視できの備忘録 #18
下書きに保存していた文章では投稿できそうにないので改めて書き直しているわけですが、ひとまず出演者、スタッフの皆様には台本をお渡ししました。少し手直しする部分とか追記する部分(人の入りはけとか)はありますが、いったんは稽古台本は脱稿となります。備忘録【脚本編】が終わるわけです。
本当はラストは別に考えていたものの、今の時点での書き足しは回避、保留としました。文字数的にも想定している120分を既に超えている可能性もありブレーキを踏んでいる状況です。
書き終えた今何をしているかと言うと、演出の仕事をしているわけです。音楽、音響、照明、人の動きなどをプランニングしていきます。実際プランニングしても小屋入りしてからタイミング変えたりもあります。まあそういうのがあまりないに越したことはないので念入りに稽古で調整していくわけですが。
書き終えて思うのは今回、前回と比較しても会話がメインとなる芝居だということ。動きよりもより集中して会話で見せていって欲しい。座って、立って、遠くから、近くから、何処から誰に、誰を見て「会話をするのか・反応するのか」などに意識を働かせて欲しい。
そして今回も長台詞らしい長台詞は出てこないものの、掛け合いが激しいところもあり、台詞の数自体が多い場合と、台詞の数は少なくともその一つ一つを丁寧に物語に編み込んで欲しい役もあり、役割は人それぞれ異なる。コメディパートの担当が注意すべきこと、シリアスパートの担当が注意すべきこと。
そして重要なこととしてはチームプレーであるということ。読み合わせまでは自分(役・キャラ・役割)を掘り下げたり、物語を解読したりしていくほかない。相手がどういうキャラクターを作ってきたのかは読み合わせまではわからない。合わせてみて、あ、これだと厳しいなとか、そうきたかという状況に陥り、自分を変えるのか、それとも相手に譲歩してもらうのかはあると思うが、稽古で掴み取って貰えればと思う。答えは一つのようであり一つではない。
キャラクターのどの部分に焦点を当てるか、光を当てるかによって別のキャラクターのように動くこともある。それは私の答えとは異なる場合も出てくるだろう。余程それは違うと思う場合はダメとは言うけれど、そうではない限りは役者が作ろうとしてくれている役、行動、反応などはより良い形になるようにフォローしていきたい、と思う。
稽古前の演出の仕事が少し落ち着いたら、noteでキャラクターや関係性について触れてみるつもりですが、果たしてどうなるか。