見出し画像

今日はじ2の備忘録 #001

この記事を開いて、読みはじめて頂きありがとうございます。
電車を待っている間、注文した珈琲が出てくるまでの間でちらりちらりと読んでもらえたらと思いつつ書いております。

あなたは不老不死と聞いた時、何を思いつき、何を思い出しますか。私は吸血鬼とかロボット(サイボーグ)とかが思いつきました。でも吸血鬼って日光浴なんてしたら一瞬で灰になりますよね、ニンニク大量に入れたラーメンとか食べられないですよね、十字架とか聖水とか効いちゃいますよね。大体悪役の存在として描かれますよね。そして、とても不完全な存在です。不老不死なのに。

2024年11月、浅草九劇(浅草にある芝居をする劇場のこと。まあ、浅草って名前についていて新宿だ目黒だにあったらおかしな話です。)で上演します『何も変わらない今日という日の始まりに』は別にホラーでもなければ、SFでもなければ、吸血鬼のお話でもありません。ただ、その時を生きる人々の、我々と何も変わらない人々の営みを描いています。未来の話と書いている以上はSFなのかもしれません、ファンタジーなのかもしれません。

ただ物語のジャンルというものはあまり伝えていきたいことではなく、重要なのは(繰り返しになりますが)、そこで生きている人々の生活なんだと思います。

派手なことはほとんど起きない(あるいは上演台本を書いた私が気づかないだけか)けれども、そのセリフがどのように役者から吐き出されるか、まだ稽古前なので予測できない(多分こんな感じだろうはあるとしても)けれども、大仰に、オーバーに、過剰にというのは私はあまり好きではないので、ああ、お芝居してるなぁ、という感じの演技にはならないのではとも。(これはキャラのテンションとかセリフのトーンとかとは別の話)

踊りもしなければ歌いもしない、殺陣もない。最近(とも言いにくいですが)流行りのプロジェクションマッピングのプの字すら出てこないお芝居を130分程度やります。浅草で。

今から何十年後の、もしかしたらあるかもしれない世界での話。地図にも載っていない島、其処に在る、【不老不死研究所】で巻き起こる研究者、被検者たちのあれやこれやの物語。恐らく場所は日本、または日本と思われる何処かで起きている未来の話。

この作品は2019年12月に初演を行った作品ではあるけれど、結果として新作を書き下ろすのと同じぐらいのパワーが必要になり、結果新作でしかないと言わずに何と言うか、というぐらいには新しいものが出来てしまった。しまった、というのは後悔ではないです。

しまったと言いはするも、書きながら、あるいは書く前に気づいてはいたようにも思います、これは新作が出来るな、出来上がってしまうなと。

台本は書く前に、大抵準備をすることから始まります。書くためのインプットであったり、あるいはキャラ、相関図、などなどのこと。

キャラ表を書き出してみた時、改めて再演する際にはある被検者、またはその周囲の被験者たちの群像劇、ではなく、それはそれとして残すものの、より研究者側の物語にフォーカスできればなとも思っていました、そして書き上がった今となってはそうなっていると認識。

初演も観ている方は少ないかもしれませんが(もしかしたら物販コーナーに初演DVDとか台本とかが置かれているやも知れませんがわかりません)、大分変わっていることに驚かれることと思います。(初演にも出てきた役は1役だったりするのだから新作に間違いない、ですよね)

キャラについてとか、稽古のこととかはこれから書いたり書かなかったりするかもしれませんが、1,500字を超えてしまったので今日はこのへんで切り上げます。

10/21、本日は顔合わせ、読み合わせの日。稽古初日、と言ってもいいでしょう。今日は欠席の方もいらっしゃいますが、それでも始まりの日です。

ここまで徒然に書いてしまった私のお話に付き合って頂きありがとうございました。またお立ち寄り頂けたら、書いている私が非常に喜びます。そしてまたここで再会出来ましたらと願っております。(ああ、ごめんなさい1,700文字を超えてしまいました)

最後に、私が好きなヴァンパイア映画は『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』です。機会がありましたら是非ご鑑賞ください。私はあまり内容を覚えていませんが、好きだなと思った感情だけは覚えているのです。

そして最後に(最後という言葉は2回繰り返されて良いものか、否良くない)、公演関連の情報は随時下記にて発信中。

劇団公式X
公演詳細
チケット販売サイト(CoRich)
劇団皇帝ケチャップとは?


いいなと思ったら応援しよう!