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今日はじ2の備忘録 #005

時が溶ける、ことを今週は感じています。気づけば夏も過ぎて秋、秋越えて冬のような気温になったりならなかったりの日々もあり、うっかりすると年を越してしまいそう。

11月公演もじりじりと本番が近づいております。詰め込んで詰め込んで端折って端折ってと稽古は続きます。

それそれといい芝居、自分の中の答えとマッチした芝居に出会すことがあってもあまり言う時間が昨日はなかったなということもあり。

この時期に必要なことは、第1に、納得した芝居の方向性を見つけること。稽古中、あれ?と思うと人というのは一瞬にして役が抜けてしまう、首を傾げつつも、顔を曇らせつつ稽古をしてしまいがちになる。そうではなく、第三者として自分の役を外から見つめて、自分自身というフィルタを通さずに役を認識、確認、理解、落とし込むことが必要とも感じます。フィルタを通してしまうと納得出来ないと芝居が成立しても、無理が見えてしまう。それはよくない。

演出は色々と考えたり、悩んだりしている(無論悩まない天才的な演出もいることは知っている)。実際に台本を書いていた時に思い描いたものとも違っていることは多々あり、そのチューニングを今まさにやっているという状況。この役者さんはどういう方向で芝居を作ろうとしているのかを読み解こうとしてみる。その方向がどうしてもなければないと私は言う(気長に役者さんが違うと気づく瞬間が訪れるのを待ってみることをしてきた私だが、それがお互いに良くないということを気づくに至りまして)。

正解はあるが正解と出来ることは複数ある、そのうち1個が舞台上にのることとなる。今日まではどのシーンはどのエリアを使って芝居を作るかという検討期間の最終日。明日からはシーン稽古に特化していく。今まで中身の芝居部分についてはそこまで指摘していないことを一気にしていくこととなる。時間が溶ける。粗通しまでにある程度、チューニングが終わっていると良いが、今は暗中ではないが模索の日々が暫く続く。

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