授業動画用の動画編集について
反転授業について,一人の実践者として語っていきます。主観を多分に含んでいるため,注意して読んでください。
動画編集の流れについて
現在の動画編集の流れについて話していきます。大まかな流れとしては
① 収録動画をRecutというアプリで無音部分を自動でトリミングする。
② FinalCutPro で動画を編集する。
という2工程で進めます。①のトリミングの工程については,動画編集ソフトでも手動で行うことができますが,時間がかかるためRecutというアプリで,効率化を図っています。
これらについて,もう少し詳しく見ていきましょう。
① 収録動画をRecutというアプリで無音部分を自動でトリミングする
「授業動画を撮る際に心がけていること」でも話したように,私の授業動画はできるだけ端的にまとめることを心がけています。もちろん,収録の段階で端的に話すこともしています。ですが,さらに端的にまとめるため,編集ではジェットカットと呼ばれる編集を基本としています。ジェットカットとは,余分な間や「えー」といった余分な音をカットし,必要な部分だけをつなぎ合わせだ編集のことです。よく,YouTubeの動画で見られる編集ですね。この余分をいちいち手作業で削除するのが中々に大変なので,Recutというアプリで自動的にトリミングしています。(Premiere Proでは,これ単独で無音部分の自動トリミングができるようです。)
② FinalCutPro で動画を編集する
①の工程でトリミングができたら,必要な素材を繋いでいきます。収録の段階で何度もリテイクしているので,かなりの分量をカットしていくことになります。例えば,最終的に10分になる授業動画の場合,収録時間は1時間程度のことが多いです。したがって,50分近くはカットすることになります。他にも動画のテンポを良くするために「喋らずにただ板書している部分」は4倍速にしたりしています。
こんなふうに,編集では「ひたすら無駄を省く」という作業をしています。中々大変な作業ですが,私個人的には無心でできるので結構好きな作業だったりもします。
次回は,動画の編集について,さらに細かく話していきます。
それでは,また。