グループで問題演習する方法
反転授業について,一人の実践者として語っていきます。主観を多分に含んでいるため,注意して読んでください。
反転授業中に行っていること
反転授業において,授業"中"に行っていることは,次のパターンのいずれかということを話してきました。
① 簡単におさらい→4STEPで演習→プリントで確認
② ミニテストを実施→4STEPで演習→プリントで確認
このプリントで確認というのも色々な形を取っています。たとえば
1.「グループ形式」かつ「全員同じプリント」
2.「グループ形式」かつ「グループで1枚だけのプリント」
などです。詳しく見ていきましょう。
1.「グループ形式」かつ「全員同じプリント」
これが一番イメージしやすいと思います。グループ形式で全員が同じプリントに取り組む形式です。この形式でよくあるのが,個々の取り組むスピードに差があるせいで,グループ内の学び合いが中々始まらない状況です。特に,グループ内の人間関係が希薄だとよく起こる印象です。せっかくグループを作っているのにもったいないですね。もちろん,自然と学び合いが発生することもありますが,教員によるファシリテートは必要です。
2.「グループ形式」かつ「グループで1枚だけのプリント」
これは,どういうことかというと,問題が数題載ったプリントを1枚だけ各グループに配ります。(ときには,2枚になることもあります)要するに,複数の問題を各グループごとに分担する形式です。これで,一斉にはじめると,グループ一丸となって全部の問題を解こうとします。この形式だと,自然と学び合いが発生し,教員によるファシリテートも少なく済むことが多いです。もちろん欠点もあって,得意な人がいると,そこに頼りっぱなしになったり,全員が解けない問題があると諦めムードになったりします。
今日はあまり時間がないのでこの辺で。
それでは,また。