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デジタル採点ソフトについて②
いつも,記事を読んでいただきありがとうございます。
私立高校で数学の教員をしている者です。現在,高校1年生の担任をもちつつ,反転授業,探究,業務改善,教員研修など,取り組みを行っています。教員になる前は,会社員として数年勤めていました。
昨日に引き続き,デジタル採点ソフトについて,話していきたいと思います。今日はデメリットについてです。
デメリットは,やはり
記述問題の採点のしづらさ
ですね。
そもそも,デジタル採点ソフトのメリットの一つとして
1つの問題の生徒たちの答案を同時に見ること
があります。しかし,記述問題のように解答欄が大きい問題だと,一画面に映せる答案の数が限られてしまいます。これだと,デジタル採点の恩恵を受けることができません。
また,デジタル採点ソフトでも,記述問題をただ採点するなら,部分点を与えたり,「約分未了」「説明不足」など,一言コメントをいれることが可能です。ですが,細かい添削コメントを入れたり,数式を書きたいときには,デジタル採点は非常に面倒です。むしろ,手採点したほうが断然早いです。
このようなデメリットがあることから,記述が多い試験問題の場合には,私は別の方法でデジタル採点っぽいことを実現させています。
この話は,また明日。
それでは,また。