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学級経営で大切なこと ~最後までやり抜かせる力~

学級経営を進める中で、こんな悩みを抱えたことはありませんか?

「子どもたちが途中で諦めてしまう」
「一緒に決めた目標を最後までやり遂げられない」

教師として、どうすれば子どもたちをゴールまで導けるのか、考えることも多いと思います。

そんなとき、私は大学時代に経験した「山登り」を思い出します。

大学時代、体育学部の仲間たちと一緒に挑戦した山登り。
体育科でもあったため、体力には自信があった私ですが、それでも山道の険しさに何度もくじけそうになりました。もし一人だったら、途中で諦めていたでしょう。

しかし、その時の私は仲間に恵まれていました。

お互いに励まし合いながら進み続け、ついに山頂にたどり着いたのです。

そこから見えた景色は、本当に素晴らしいものでした。

目の前に広がる絶景と、何も遮るもののない広い空――その瞬間、疲れや苦しさがすべて報われたと感じました。

この経験から得た学びは、学級経営にも深く通じるものがあります。

途中で諦めたら見られない景色

山登りでは、目の前の険しい道のりに心が折れそうになる瞬間があります。学級経営も同じで、子どもたちと決めた目標や取り組みが、途中で行き詰まることはよくあります。

けれども、途中で諦めてしまっては、その先にある「素晴らしい景色」を見ることはできません。

最後までやり抜くことでしか得られない達成感や学びがあるのです。

これを子どもたちと一緒に経験することが、教師としての大切な役割ではないでしょうか。

励ましと見通しの力

山登りの際、私が最後まで頑張ることができた理由の一つは、仲間の「ポジティブな声かけ」と「見通しを示してくれる言葉」でした。

「あと少しだよ」「あそこが山頂だよ」と励まされるたびに、疲れた足に再び力が湧きました。ゴールが見えると、不思議と前に進むエネルギーが湧いてくるものです。

子どもたちにとっても、教師の声かけが大きな力になります。
「君たちならできるよ」「目標まであと少しだよ」という言葉が、くじけそうになった子どもたちを再び歩き出させるきっかけになります。

最後まで頑張り抜いた先の景色

子どもたちが自分の力で最後までやり抜いたときに見る景色は、きっと素晴らしいものです。

その景色を一緒に見られるよう、教師として寄り添い、サポートし続けることが大切です。

この経験を通して、子どもたちは次のようなことを学びます。

「努力すれば、最高の景色が見られる」
「最後まで頑張り抜きたい」

その気持ちを育てることが、私たち教師の重要な役割ではないでしょうか。

子どもたちと一緒に、新たな目標という山に挑みながら、最高の景色を目指していきましょう。


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