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心斎橋DESSEで友達と、ととのう
オジさんの集まるテーマパーク
大学卒業して5年たったある日、関西在住の同級生から連絡が来た。
"大阪おるんやったらここ行こ!" ~心斎橋サウナDESSE~
2,000円を超えるサウナ料金に日和ってしまった私は入念に下調べして向かったそこは、まるでサウナ版ネズミーランドだった。
DESSEのサウナは①川サウナ ②庭サウナ ③森サウナ ④水面サウナ
⑤茶室サウナ ⑥離れサウナの6種類。
それぞれ特徴のあるサウナが設計されている。
サウナーの夢 直水風呂 川サウナ
サウナーがよく語る"ととのうまでの導線" 飲食店の厨房の設計をしていたこともある私にとって導線とは、優先順位の高い事項である。
そんなサウナーが夢見る、サウナから直接ダイブして水風呂に入る。
なんとこのサウナDESSEでは叶う。サウナ内に水風呂がめり込んでいるのだ。
やばいぞコレ。と思い何度か入ったが、まぁここまでの極端さは不必要だったのかもしれない。かけ湯はしないといけないからね、、、
夢をかなえてくれてありがとう。DESSE。
正直、他のサウナもレベルが高すぎて印象が薄くなってしまった。
キューゲルでじわじわと蒸される 庭サウナ
少し前まではセルフロウリュ可能でおしゃべりOKなサウナだったが、セルフロウリュがキューゲルに代わっていた。
サウナの中心にヒーターがあり囲うように座るタイプ。ほとんど一人サウナなのでおしゃべりすることはないが、友達ときたら楽しいだろうなと感じる。しっかり90℃くらいに保たこのサウナは、らせん状に座る場所が設置されており様々な熱さを体感できる。自分の好きな温度帯でととのうことができる。
黙ってととのう 森サウナ
湿度高めのサウナが好きな私にとっては天国。絶えず水蒸気を循環させながら、短いスパンでオートロウリュ。
上段に座るとビックリするくらい熱い。このサウナに入る前室からおしゃべり禁止で誰にも邪魔されずにサウナと向き合うことができる。
真っ暗な空間の中で、窓の外にある松の木と、風に揺れる紙細工。信楽焼の壺風呂もしっかりと冷えており最高。森サウナなんて優しい名前とはかけ離れたストロングサウナだ。
お休みどころ 水面サウナ
低温サウナに分類されるのか? 横になりながらほんのり温かさを感じながらぼーっとする場所。
ストロングなサウナが多いのでここでの休憩は2時間以上利用する人は使ってみても良いかも。
柔らかな空気感を楽しむ 茶室サウナ
耐水畳が敷かれ、土壁で覆われた茶室サウナ。ライティング含め、ふんわりと夕方の実家でぼーっとしているような感覚になる。
茶葉を使ったロウリュらしいが、あまり強く香りは感じなかった。時間帯の問題なのか?
ここには、1人しか入れないスペースがあり、少し低めの位置に作られているため、長く瞑想しながらサウナと向き合える。
私語禁止なのもよりサウナへ没頭させてくれる。
定員2人?激熱ロウリュ 離れサウナ
館内マップをちゃんと見ていないと、どこにあるかわからないかもしれない。
茶室サウナの裏側、スタッフ入口の横に離れサウナはある。
定員2人くらいの劇狭空間で、ロウリュ。座る位置が比較的高めに設定してあり1発でも十二分に熱い。これはキマる。
皆が虎視眈々とこのサウナが開くのを待っている。それくらい刺激的で中毒性のある空間だ。
サウナテーマパーク ここに極まる
各サウナにしっかりとしたコンセプトがあり、それぞれにしっかりとした導線とオーナーの思惑が感じられる。サウナの入り口におしゃべりOKなのか、書いてあるのもとても親切。
カランもイソップ風の香りがする高品質なシャンプー・リンス・ボディソープがそろっており、垢スリも硬すぎず柔らかすぎず、折りたたむ回数で調整可能な絶妙なバランスだ。シャワー数、ととのい椅子、スペースどれをとってもハイクオリティ。
まぁこの値段でも納得できる。自分へのご褒美としてぴったりだ。
すっかり整った友達と二人そのまま飲みに向かい少しだけオジさんになった気がした一日だった。