見出し画像

23年7月15日、ライブでの機材トラブルと曲作りと

お久しぶりの投稿です。
早速振り返り記事を…と思うのですが、この7月から10月まではかなり葛藤の日々でして、なるべくていねいに記録していきたいなと思います。

7月15日はsirokunoteのライブ出演でした。
場所は栄TIGHTROPE。
Rosario Ark【焔 -HOMURA-】リリースツアーの一環で開催されたイベントなのですが、ウチのドラム・シュンも僕も別バンドで何度かご縁があり、久しぶりの共演となりました。


なんとHELL FREEZES OVERとも対バンでしたよ。若手メタルの雄。
BURRN!のインタビューを読んで覚えていました。

FILL IT UPも別バンドでご一緒したことがあるし、V.M.Eはsirokunoteをイベントに呼んでくれたりして、なかなかご縁の多いイベントでしたね。

特にコロナ前、TIGHTROPEにはすごくお世話になっていて、sirokunoteとしても海外バンドのツアーに絡めて出させてもらったり、周年イベントに呼んでもらったり…。PAのヨネくんは勝手に友達だと思ってます。

そんなわけで今回の出演が決まった時からずっと楽しみにしていたのですが。
ライブ本編はものすごく必死でした…思い出してもちょっと冷や汗が出る…。

実はかなり大きな機材トラブルが起きました。
リハーサルは滞りなく終わったのですが、出番になって同じようにセッティングしても同期用PCから音が出ない。オーディオインターフェースの接続やケーブルを何度も確認したのですが、原因不明。

「どうすればいいんだ…!?バックアップ機材もないし、同期無しでやるしかない…!」と段取りを考え直しつつ、何度もケーブルを挿し直して何とか動作したので演奏へ。

後日のスタジオ練習でわかったことですが、ケーブルの断線が原因でした。音声用ではなく、MIDIケーブル。

僕は足元のLINE6 HELIXからMIDI CCナンバーを送ってPCに立ち上げたPresonus Studio Oneの付属サンプラーに読み込んだ同期音源とクリック音源の再生をスタートさせているのですが、この接続に使っていたMIDIケーブルが断線していたんです。
正直言って初めての経験でしたし、ブツブツと音声ノイズが出るものでもないので、まったくわかりませんでした。こんなトラブルもあるのか…!と目から鱗状態。

さて、時間軸を戻して…。
とにかく音は出たということで舞台袖にスタンバイ。
果たして何分ロスしたのかわかりません。
進行に迷惑をかけてしまったことを謝罪しつつ、出番はもちろん全力で。
個人的にも衣装を変えたり今までと違う曲順にしたりと、すごく挑戦をしたライブでした。

結果としてはかなり悔しい内容になりました。

演奏内容やメンバーの一体感、いろいろなものがなかなか理想通りにはできなかった。
ということで、出番直後、すぐにメンバーとミーティング。
Rosario Arkのステージを観て得た感想も踏まえ、「こういう曲があると良い」という1点に話がまとまり、その日は解散。
5月の京都MOJO出演以来、ボーカル夜森をはじめメンバーと深く話し合うようになっていたので、早速経験が生きた…とあくまで前向きな表現にしておきます。

…と、ここで終わるはずだったのですが。
2週間後には主催ライブが控えていることもあり、「次回練習スタジオに集まった時に改善していこう」というペースでは遅すぎるんじゃないかと焦りがどんどん大きくなりました。

このままでは変わらない気がする。話に出た新曲を作ろう。

ということで、ライブハウスからの帰り道で急遽歌メロを制作しました。
制作といっても何となくのキーを想像しつつ鼻歌を歌いながら作っていくのですが、帰宅までにA~サビまでのメロディ作りに成功。
深夜1時に機材を片付け即打ち込みに取り掛かり、2時半にメンバーに送信…と、かつてないスピードで原曲を制作しました。

翌朝、各メンバーから反応があり、幸いなことに採用が決まったので、フルサイズのアレンジを打ち込み。

今やライブで欠かせない「doze」という曲が生まれるきっかけになった日でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?