Resister Records presents S.O.R.T名古屋公演に行ってきた話 ReNY limited 3月23日
去る3月23日、ReNY limitedでヴィジュアル系ロックの新イベントS.O.R.T~Soul of Resistance Tour名古屋公演を観てきました。
この日の出演者はBugLug、甘い暴力、コドモドラゴン、DIAURA。
甘い暴力は2022年4月にワンマンを観に行ったことがあります。
DIAURAはメリーとlynch.が主催した2013年のFreaks Addictツアー名古屋BOTTOM LINE公演で一度観たことがあったので、約10年前ですね。
でBugLugとコドモドラゴンは初見。
1番手の甘い暴力は、とにかくドラムとベース(元々はギター担当)が上手い!
このリズム隊好きすぎる。22年4月に観に行ったワンマンでもほとんどドラマーを観ていた覚えがあります。誘ってくれた連れと二人で終演後「あのドラマーは何者!?」と騒いでおりました。その日の公演もコロナ禍とはいえ平日にELLをほぼ満員にしていたので、そんなに人気があるのかと衝撃。
(曲タイトル含め)歌詞に共感するのは自分にとってなかなか難しいのだけど、「暴動」や「てめえで決めろ」、「ミナゴロシ」他ストレートに好きな曲もある。
このイベントの日はMCやステージの雰囲気が初見の人達を置いて行かないようにする姿勢で統一されていて、ワンマンで観た時とは全く違ったのが興味深い。
2番手BugLugを観終わった印象は「こんなライブをやるんだ…!」です。
オフィシャルTwitterアカウントを追っていただければ把握いただけると思いますが、ファンク寄りのダンスチューンな新曲を必ず演奏していたようで、それが1曲目だったのですが、音響がぐちゃぐちゃで一聖くんの声が小さいし上手ギターの音ばっかり聴こえるし…でかなりポカーンとしてしまいました。
そんなリアクションになったのはどうやらボクや連れだけではなかったのでしょう、2曲目から豹変しての煽りの嵐。セットリスト的にもおそらく盛り上がり曲ばっかりだったので(知ってた範囲ではBUKIMIにギロチンに猿)、1曲目の空気感をとにかくぶっ飛ばすかのような怒涛の展開でした。イベントサイズだと毎回こんな感じなのだろうか…機会があればワンマンを観てみたいなと思いました。
3番手DIAURAはアーティスト写真から想像つく雰囲気そのまま。約10年ぶりに観たので過去の印象との比較はもう不可能ですが、「黒い」「暗い」「激しめ」をそのまま表現しているのが徹底しててすごいなと思いました。で、シャウトよりもメロディ重視なのかな、とも。聴き込んだことがないので何とも言えませんが。
最後の曲はおそらく定番のMASTER。「お前たちのMASTERは誰だ!」という煽りだけはFreaks Addictの時にめちゃくちゃ印象に残っていて、今も変わっていないことに感動。
DIAURAのやっている楽曲やボーカルの歌い方が、ボクにとってはビジュアルロックの王道に聴こえるので、そういう意味で伝統性も持ち合わせたバンドだと解釈しているのですが、世代によっては全然捉え方が違うのでしょうかね。
トリがコドモドラゴン。己龍やRoyzと同じ事務所のバンドだということくらいしか知らなかったのですが、ボクと連れの中ではこのバンドのライブが一番良かった。
単純に楽曲や音が自分たちの好みに合っていたという点が大きいとは思うのですが、めちゃくちゃ楽しかったです。
コドモドラゴンは名前や写真の見た目から受けていた印象とはかなりギャップのある内容で、やはり雑誌やネット記事で存在は知っていても、どんな楽曲なのか、どんな雰囲気なのか、どんなライブをやっているのかは実際に体験しないとわからないな、ここに足を運んで良かったなと思えました。
どのバンドもキャリアが長く、甘い暴力の結成が2016年だそうですが、他のバンドはさらに長くて10年以上続いているわけで、続いているからこその貫禄や説得力みたいなものをまとめて体感できた日になりました。
今後もこういうイベントツアーが増えてくれるといいなーと期待。