12月、山口市はクリスマス市になる。
「山口県ってどこだっけ」
東京に行くと、何度も聞かれました。
そう、山口県。
本州の一番、西。
本州の一番北の青森県は、有名なのに。山口県は、知名度が低いです。
天気予報は、全国ネットでは、広島県と福岡県の間で予想するしかないですし、中国地方と言うより、九州地方に混ざることが多いです。
そんな、山口県。
「山口県って、何があるの?」
と聞かれることもあります。
その時に、
「なにもないね笑」
と答える山口県民もたくさん…_| ̄|○
謙虚で、控えめな性格が出すぎちゃいます。
でも、本当に、なにもないのでしょうか。
山口県で育ったことがある人は、下の言葉を一度は見たことがあるのではないでしょうか。
「西の京」
西京高校という高校があります。
その由来になる、「西の京」という言葉。
かつての山口県は、日本の中で、独特で際立った文化を持っていました。
14世紀。
山口県の守護大名、大内弘世は、京都を模して町づくりを行いました。
室町中期以降は、日本一の経済基盤を持ちます。
当時は、その財力を頼る文化人や公家が、戦乱で荒廃した京から多数来訪したことで、末期は京をしのぐほど繁栄しました。
また、大内氏は東アジア(明・朝鮮・琉球等)との交易・交流を盛んに行っていたため、明・朝鮮の影響も加わった、独自の大内文化が発展しました。
歌人である雪舟が雪舟庭を山口に作り、瑠璃光寺五重塔が建設されています。
第16代将軍の大内義隆は、文化を非常に大切にする人でした。
文化人、公家を守り、海外の文化を取り入れていました。
そして、1551年。
キリスト教を布教しようと山口を訪れたフランシスコ・サビエルを、時の守護大名、大内義隆は寛容な心で受け入れました。
そして、日本で初めてクリスマスが祝われることになるのです。
寛容な心。
山口には、そのDNAが脈々と流れているように思います。
【12月、山口市はクリスマス市になる。】
日本で初めて、クリスマスが祝われた山口県。
その寛容で、きずなを大切にする志を受け継ごうとしています。
大内義隆と、フランシスコ・サビエルがつないだ「きずな」。
クリスマスを通して、大切な家族と仲間とのきずなを想う、山口のクリスマス。
素敵な「きずな」が、山口にはあります。
ショッピングモールはないかもしれない。
高級ブランドのお店はないかもしれない。
有名アーティストのライブはないかもしれない。
しかし。
美しい歴史を後世につなげようとする人がいる。
きずなを大切にして、人のために動く人がいる。
見返りを求めないあたたかい愛を送ることができる人がいる。
山口には、ある。
ないからこそ、ある。
このプロジェクトに参加しているひとたちも、ほとんどがボランティアです。
「自分の生まれ育った地域に、誇りを持ってほしい」
その想いで、プロジェクトが始まっています。
山口にいる人も、そうでないひとも、
山口の素敵なクリスマスをお過ごしください。
フランシスコ・サビエルは、山口を訪れた際に、以下の言葉を残しています。
「これほど霊的な満足を受けたことはない」
神聖で、厳粛なクリスマスを。ぜひ、ご一緒に。
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12月1日、18時からオンラインイベント行います。
日本で最初にクリスマスを祝った史実をまちの宝にして、
寛容で、きずなを大切にする志を受け継ごうと、
「12月、山口市はクリスマス市になる。」を合言葉に
「クリスマス市セレモニー」「やまぐち光誕祭」を開催します。
フランシスコ・サビエルと大内義隆のきずな、
そして、大切な家族や仲間とのきずなを想う、
山口のクリスマスを、心ゆくまでお過ごし下さい。
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