気ぜわしい
気ぜわしいは、「気忙しい」と書くらしい。
大辞林によると、
1.あれこれと気持ちがせかれて、落ち着いていられない。きぜわしない。
2.落ち着きがなく、せっかちである。きぜわしない。
という2つの説明が書いてあった。
どちらにも書いてある、「きぜわしない」というのが気になる。
「気ぜわしい」の意味が「きぜわしない」とはどういうことだろう。
ググると、気ぜわしいの方言が「きぜわしない」と出てくる。
きぜわしいときぜわしない。
末尾の音だけ見ると、逆の意味かと感じるが、同じ意味だというのが面白い。
「きぜわしない」を「せわしない」と言い換えると、なるほどなとわかる。
さて、ウンチクはこれはこれで面白いのだが、言いたいのは、「気ぜわしい」感じに最近なってきたということだ。
年末の感覚が、また今年もやってきたのだ。
なんとか今年中にやっておきたい、という人々の思いが、心を気ぜわしくさせる。
なんとか落ちついて12月をやり過ごしたい。