お金さん
松浦弥太郎さんの本に、「お金」のことを「お金さん」と呼ぼう、と書いてあった。
「お金さん」と呼んで友人と同じように考えようというのだ。
普通、友人には悪いようにはしないだろう。
「金」と呼び捨てにするのではなく、「お金さん」と呼ぶことで、よいお付き合いができるようになるのだという。
なるほどと思って、やってみようとしたけれど、なかなか定着しない。
僕はお金さんとはそう簡単には仲良くなれないようだ。
多くの人にとってお金さんとどううまく付き合っていくかは人生の大きなテーマだと思う。
お金がないと生きていけない。
だからたくさん勉強して、いい会社に入って、お金を稼げるようになってちゃんと生活できるようにならなければならない。
それが、教育の意義でもある。
これは、一般的なお金への考えかただろう。
でも、これではお金さんがあまりに重要視されすぎてやしないだろうか。
お金さんはあくまで友人の一人だ。
お金さんだって、たまには旅に出たり、趣味の時間を持ったりと自分の時間が必要だろう。
お金さんにも自由に人生(?)を楽しむ権利はある。
お金さんとうまく付き合っていくことができるようになると、自分ももっと自由になれると思う。
僕の知っているお金さんは、だいぶ前から旅行に行っていて、なかなか帰ってこないようです。
お金さん。
これからもよろしくです。
どんどんいろんなところで活躍してください。