千駄ヶ谷の価値
今、僕が入居しているシェアオフィスは渋谷区千駄ヶ谷にある。
国立競技場の工事現場が目の前にあって、少しづつ出来上がっていくのを見るのが日々の楽しみでもある。
今日、このシェアオフィスの運営の方から説明があり、来年ビルオーナーとの契約更改で値上げを要求されているという。
というのも、千駄ヶ谷の地価がここ数年でかなり上がっているのだというのだ。
確かに国立競技場が出来上がったら、かなり雰囲気も変わるだろうし、人も集まってくるんだろうなと想像できる。
国立競技場が新しくなるというなんともよくわからないことが、人は価値だと感じその土地の価値をあげる。
なんの根拠もないのに、そうか、千駄ヶ谷の価値が上がっちゃうのはしょうがないよなと思えるのが不思議だ。
僕は千駄ヶ谷に初めて事務所を持ったのは10年前で、2013年に一旦その事務所を閉じ、2016年の春にこのシェアオフィスに入居した。
確かに千駄ヶ谷は本当にいいところだと思う。
僕に合っているし、何より気がいいと思える場所だ。
(村上春樹さんが作家になる前にお店をやっていた場所でもある。)
千駄ヶ谷の価値がどれくらい上がっていくのかわからないけれど、嬉しいような寂しいような感覚があるなぁ。