マドリード州の今シーズンは問題だらけのシーズンになる
おらー
先週末ついにマドリード州でもリーグ戦が再開されました!
8ヶ月にもおよぶ活動制限を経てリーグ戦が再開できたことは喜ばしいこと。でもポジティブな意見もあればネガティブな意見もある。
コロナ対策と言えばそうなのかもしれないが、不平不満があるシーズンになりそうなのでそんな情報をお伝えします。
1.マスク着用義務
練習中、試合中、いかなる時もマスク着用が義務付けられています。
えっ!?試合中も!?
そう。試合中もです。
マスクを下げたり外したりすればイエローカード。
当然2回受ければ退場。
一番問題になっているルール。
2.規制区域は活動できない
もう1つ大きな問題なっているのが規制区域問題。
マドリード州がコロナ感染者の多い区域には移動制限措置をとっています。
その制限地域内にいるクラブは同じ地域内にいる選手は練習できるけれども地域外の選手は入ることができません。
そのためリーグ戦は始まったけど1回も選手全員が集まって練習できていないクラブがいくつかあります。
まともな練習ができていないクラブもあるのが現状です。
3.試合数が少ない
通常ホーム&アウェイでリーグ戦をするので30試合以上は確保されているのですが今シーズンは前半戦のみ。
コロナ感染者が出たら試合が中止になるのでその予備日を9週分設けたことで前半戦のみのレギュレーション。
2.でも書いたようにまともに練習ができていないクラブがある中で短期決戦になったことはスタートダッシュできたクラブが圧倒的有利。
プレシーズンをまともにできていないクラブには不公平と思われても仕方ない…
4.試合の集合は試合開始の40分前に着替えて集合
検温して、アルコール消毒して、スパイク履いて、ミーティングして、アップしてを40分以内でする。
まぁ無理。
週末はアップが10分もなかった。
何か工夫しないといけない。
スタッフが多いクラブはどうにかなるかもしれないけれど、街クラブなんかは監督1人って場合もあるからそこでも差が生まれそう。
集合前にミーティングと考えたけどそれはマドリード州の規制ルールでクラブ活動外での6人以上の会合が禁止されているからダメ。
公平性が保たれていない今シーズン
プレーシーズンを1ヶ月以上したクラブもあれば2週間しかできなかったクラブ、プレシーズン中に練習試合できたクラブできなかったクラブ、いまだに再開できていないクラブ、があります。
当然フィジカルコンディションに差が生まれる。
それでも昇格と降格はあって特に降格は例年より2チーム多い。
なぜなら昨シーズンコロナで中止になったので降格なしの決定を下し、例年より各リーグに所属するクラブ数が多いためクラブ数調整で多めに落とす。
終わってみれば降格したクラブのほとんどは開幕戦に間に合わなかったクラブなんてこともありえるわけで
やっぱり多くの指導者がTwitterなんかでサッカー協会に改善を求めている。
サッカーができる喜び反面、公平性が保たれないという心配。
無事に終われば良いけど…