2019.12 閃刀姫
こんにちは。こーたです。
店舗代表戦が終わり、今期がひと段落しました。
改訂まで何も無いので、店舗戦に出る方のお役に立てばと思い書こうかなと思いました。
1.現在の環境
環境初期、改訂の影響を受けなかった閃刀姫、サンダードラゴン、緩和からオルターガイストが中心にメタが回り始めた気がします。
しかし、転生が徐々に増えて気がつくとマスカレーナ型のオルフェゴールが環境上位を占めるようになりました。
11月頃になると、エンディミオンが頭角を現しはじめた印象が強いです。オルフェゴールの新たな型も若干見られた気がします。
そして12月。現在の環境は
Tier1.オルフェゴール、転生、エンディミオン
Tier2.サンダードラゴン、オルターガイスト
Tier3.未界域、閃刀姫、トリックスター、ドラゴンリンク
その他
大体このようになっているかと思います。
個人的な話…サンダードラゴンはアナコンダ、黒シープと強力なサポートカードが増加したことで評価上がっているので納得しています。
しかし、オルフェゴールに関してはサンダードラゴン、転生に有利(微有利)が取れている認識なだけでここまで蔓延するものかと疑問を持っています。簡単に言うと、現在の型が弱いと思います。先日僕が投稿したものも後攻に課題があり、ドラゴンリンク以上の評価対象にならず、深淵に対しても問題を抱えているオルフェゴールを使う理由があまり見られないかなと。
転生、オルフェのようなデッキが中心だと良かったのですが、エンディミオン、未界域が一定数存在して人数も多少多いのでドラゴンリンクを持っていって捲れない、オルターガイストを持っていって捲れないという状況が嫌で閃刀姫か誘発増しのオルターガイストのどちらかで店舗は取ろうかなと。
2.デッキ構築
2つとも作りましたが、ここでは2019のまとめと言う意味も込めて閃刀姫について書きます。
まずは方針ということで環境確認。
Tier1.オルフェゴール、転生、エンディミオン
Tier2.サンダードラゴン、オルターガイスト
Tier3.未界域、閃刀姫、トリックスター、**ドラゴンリンク **
太字が特に意識する必要のあるデッキという認識です。対策不足だと負けやすいデッキ近辺。
ここで方針を確定します。特に重点を置いたのは2点で
太字はエンディミオンを除きクロウを強く打つことができる。
リソース勝負を真正面から挑むと負ける(オルフェ、転生は勿論のことドラゴンリンクの竜の渓谷、ペンデュラムテーマ)。
です。
今期の基盤は次の23枚だと考えています。
重点を置いた2点からデッキを試行錯誤した結果次のように
メインの枚数はサイドチェンジによって決まると思うので、組み終えた時今回は41になりました。基本的に展開系でも不純物の枚数によりますが、初動にアクセスできないゲームは起きないように組むべきだと考えているので40か41に落ち着くのが良いなと思います。
重点1.クロウのメイン採用
クロウはエンディミオンが勝ち上がることは容易に考えられるので誘発を赤字に重きを置いて比較した時に確定枠除くと
泡影3≧ヴェーラー2>ヴェーラー3枚目≧クロウ2≧クロウ3枚目≧うさぎ
枚数はこの段階では確定せず、メインに積む誘発が12-15でデッキによってブレないようにサイドチェンジと合わせてこの後決めていきます。
重点2.リソース勝負では負ける
手札誘発が多いデッキだと1.1交換できるカードが少ない為、枚数での損失をカバーすることが求められます(長くなると、妨害が間に合わずリソースが対面のみ持続していくゲームになりやすいです)。
またエンディミオン、未界域対面時を想定すると
エンディミオンならコズミック、ドロバ、Gへの毎ターンアクセスからの早期決着
未界域ならドロバ、ロンギ、(クロウ等)への毎ターンアクセスからの早期決着
を軸に考える必要があります。この理論だと次元障壁も候補に上がりますが、対面デッキ毎のout枚数を考えるとそこまで積む枠がなかったので見送りました。
サンダードラゴンを赤字で想定した場合は変化があると思います。
ここで、特定のカードへの毎ターンアクセスすることが求められます。
基本的に1ターン目エンゲージの確保→2ターン目トップ+エンゲージ→カガリエンゲージで+3枚見えない札が追加されます。
後攻の場合は、ハヤテの+1orエンゲージを踏まえて特定のカードへのアクセスを試みることが多いです。
今期はドロバ等、強力なカードへのアクセスがかなり重視されると思っていたので、墓地の魔法を溜めてエンゲージの+1を生みつつ使用後ドローに変換できるおろかな副葬+錬装融合のギミックを採用しました。
サイドにダイナレスラーの場魔法も採用していましたが、赤字に重きを置いた時に無しに。
これによって理想カードへの毎ターンアクセスが現実味を帯びて重点2つクリアした構成に。
また錬装融合を搭載したことでエリアゼロの価値が上がった為2枚目の採用(ロゼにより価値が上がったことも理由)に。
また、未界域相手も先攻で辛うじて機能するコズミックサイクロンもリソースの遮断に関与しているので上記の構成に至りました。
マルチロールの3枚目はサイドチェンジで入れ替わることが出てくるので確定枠とは呼べなかったです。
そして各対面によって抜けるカード(抜ける可能性のあるカード)をメインから洗い出してサイドデッキの決定。
補足として、質問箱のデッキに関わるもの一部載せておきます。
以上の手順で今期使うデッキができました。
3.各対面へのサイドチェンジ
現在は別の構築を考えはじめているのでいつもと同様に記述していきます。
サイドチェンジの際意識することは
ライトニングストーム
拘束力の高い持続するカード(永続罠、魔鍾洞等)を採用しているわけではない為、毎ターンアクセスする必要があること
エリアゼロは2枚で初動となり得る、また対象に取るものが存在しなければ-1である
等です。
では書いていきます。戻るのが面倒だと思うので、vsごとにリストを載せておきます。
vsオルフェゴール
先攻
outコズミック2無限泡影3
inロンギヌス3クロウシャーク
後攻
outテラフォゼロ2マルチロール1副葬1
inロンギヌス3クロウシャーク
ライトニングストームを考えると無限泡影は抜けていくかなと思います。そもそも先攻で残して強いカードではないと考えています。
また、自分が後攻の場合、相手は先攻で指名者を採用しているだろうと考えられるので後ろが複数枚で返ってくることはほとんどありません。よって、基本的にコズミック>箒です(勅命に対しても、ディンギルスの影響受けない等)。
パンクラについて、相手がバベル型なら特に後攻を取ってくることが考えられるので、自分が後攻と決めつけてしまうのは怖い気がしているので採用は検討の余地があるという考えです。
vs転生
先攻
out無限泡影3
inクロウシャークコズミック
後攻
outテラフォゼロ2副葬2錬装融合
inパンクラ2ニビルクロウシャークコズミック
オルフェゴールの時もそうですが、手札誘発に寄せてライトニングストーム≧ツインツイスターの被害を抑えるサイドチェンジをするので先攻での泡影は基本的に残しません。
また、ライトニングストーム登場前まではツインツイスターが主流だったので過去ブログ読んで頂けると分かると思いますが、墓穴の指名者やシャークキャノンの評価が高かったです。
現在も採用されているものの…という具合で墓穴の指名者の評価は下がっています(抹殺の指名者の対象にもなる為、採用するならシャーク3枚目の方が優先順位が高いです)。
後攻は墓地に魔法3枚というのが大きな鍵となるので副葬ギミックは抜きたくないですが、
壺と比べると1枚が2枚になるカードではない点、ロアーを貰わない点
マルチロールと比べるとロアーを貰わない点
以上から踏める可能性のあるものより優先して抜くことは無いかなという感覚です。逆にコズミックはロアーレイジ抜いてゲームを始めるか勅命待てるので優先的に採用しています。
パンクラは魔法ではないものの、バトルフェイズのハヤテ→レイ→シズクの動きでファンタズメイが重くのしかかることを防いでくれたり、ロアーベイルリンクスの耐性を1枚で踏むことができるので価値の高いカードとして採用しています。
vsエンディミオン
先攻
outクロウ2ゼロ1泡影3シャーク
inドロバ3ニビルうさぎ2コズミック
後攻
outクロウ2シャークテラフォゼロ2副葬
inドロバ3ニビルうさぎ2コズミック
怖いのが後攻ワンキルなのでニビルを採用しています。誘発について、ヴェーラーを減らしていないのはエレクトラムに当てることができればワンキルの条件を満たしづらいと考えているからです。魔術師だとスターヴから回したりメタファイズでラインに突っ込まれたりすること多いんですが、エンディミオンだと若干ハードルが上がる認識です。
また、オルフェゴールと同様にサイドチェンジ以降にどちらを選択してくるか読めないのでパンクラの採用は検討の余地があると考えています。ハーピィを採用していないのもそれが理由です。
vs未界域
先攻
out泡影3ヴェーラー3コズミック2
inドロバ3ロンギヌス3クロウシャーク
後攻
outヴェーラー3テラフォゼロ2コズミック2
inドロバ3ロンギヌス3クロウシャーク
想像以上に未界域ってテーマに脆さを感じています。使っているデッキが深淵に多少耐性を持っていることが理由かと思いますが。
後攻からでもタイタニックがいなければクロウシャークでガンブラーの弾を弾ければ問題になりづらいデッキだと考えているのでシャークも増やしています。
終わりの始まり等伏せるタイミングは人によって異なり、それに対してのコズミックは不安に感じたので採用していません。
未界域が閃刀姫に対して先攻を渡すのかは怪しいですが、影融合を1番強く使えるデッキであるという認識なのでパンクラは採用していません。影融合を採用しないならば、パンクラは入れた方が良いと思います。
vsオルターガイスト
先攻
out泡影3強貪2クロウ2
inパンクラ2うさぎ2コズミックシャーク箒
後攻
outヴェーラー1クロウ2強貪2泡影1
inパンクラ2うさぎ2コズミック箒
先攻取るかかなり怪しいマッチアップ。現在の魔封じ中心の型だと後攻想定で残されてて負けは困るので先攻を取りますが、後攻の方が多かったです。
速攻魔法は減らさず、寧ろ増やすような(シャーク)サイドチェンジをしてマルチロール下で優先権からフェイカーの起動をさせない等、可能な範囲で意識しておきたい対面です。
オルターとは中期〜長期戦になることが多いので、デッキの1枚のカードに触れることが他の対面より多いです。副葬入りなので尚更多いです。
また、長いゲームになるということはリソースが重要となるので(神踏むことも踏まえて)レイウィドウは出来る限り飛ばしたくありません。その為強貪を減らしています。
このような具合です。
以上に加えて、どの対面でも起こり得ることですが、リンクマーカーを相手に向けてターンを返すかどうかは一考の余地があります。
自分に向けておくことで、ドラゴンリンクやペンデュラムテーマに有効に使われることがない。
影融合、イヴの先を作らない。
超融合を警戒させることができる。
等天秤にかけて考えられることが多いです。
また、あくまで基盤なので見えるカードや時間によってサイドチェンジは少し変わってきます。
店舗代表戦の結果も記載しておきます。
1回戦不戦勝
2回戦オルフェゴール先×○○→0
3回戦ドラゴンリンク後ET○-
4回戦幻影彼岸先○ET○
決勝エンディミオン後○○
4.終わりに
今期若干向かい風の印象はあったものの、ロゼ、ジークの登場がとても大きいように感じています。少しだけジークについて書いて終わりにしようと思います。
ジークの登場により、ヴァレルソード(墓地にロゼ)で9000のラインであることは押さえておいた方が良いです。いくつか閃刀姫のブログを今期拝見しましたが、見た限りでは見受けられませんでした。
ハヤテ+ヴァレルソードで相手の場に1500以上のモンスターで9000以上ライフを取ることができることは有名だと思います。
ヴァレルソード+墓地ロゼ EXゾーンにモンスター(攻撃表示)
ヴァレルソード(3000)→ロゼ蘇生(1500)→ヴァレルソードefロゼ守備(3000)→ジークef自身。
次ターンジーク→ハヤテ(1500)
これで返しのターンと合わせて9000以上ライフを取ることができるのもポイントであり、リンクマーカーを対面に向けずに閃刀魔法を使用することができると覚えておくと良いです(主にアポロウーサにウィドウや泡影を打った場合に出会うことがあるかと)。
ジークの帰還→ハヤテで1500を確約できる次ターンのバーンの保証は頭の片隅において試合を進めると択が増えると思います。
返しにメインモンスターゾーンでジークefゼロ→レイssで2500.1500.1500のルート等も需要があると思います。
これまで除去に苦しんだシステムモンスターを退けるだけではなく、攻め手としてかなり貢献してくれることがポイント高いです。
サイドチェンジの部分の終わりに記載しましたが、リンクマーカーを向けたくない時も自身を飛ばすことができること、ファンタズメイを超えられること、魅力的です。
ジークについて、使用して4.5日ほどでまだまだ自身が気付いていない択が多く存在すると思うので今後も試合のなかで発見できればなと思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
デッキの構築がまた変わっていくと思うので今期の納めとして久しぶりに書きました。
質問などあればTwitter(@Kureha1996)へリプライ、DM頂ければと思います。質問箱でも。
この記事が誰かの役に立てば嬉しい限りです。
それでは!