正しい選択肢が勝機を見出す話

1.とある試合の3本目のレポート

3本目 先攻(自分)
3本目 後攻(相手 魔法のみ推定)

基本的にドローフェイズに思考して行動を決定するため、思考。

その後、スタンバイフェイズにアトラクターを相手が発動して通してメインフェイズを迎える。

先攻のセットカードを相手が思考したときに①墓穴の指名者②サモンリミッター③神系統あたりを予想すると考える。

基本的には先に打たれるが、サモンリミッターを確認した後に打つ場合がある。アトラクター適用下であることからデスサイズは悪手。機能する可能性がある神智のみセットしてターンエンド。

ドローフェイズからメインフェイズまで通してカッターシャーク召喚→効果でビッグジョーズを特殊召喚→ステルスクラーゲンを特殊召喚。

デモンスミスメタ+妨害

バトルフェイズで8000→6100になり2枚伏せてターンエンド。

自分のターン、三戦の才をドロー。メインフェイズまで移行する。次の初動となるモンスターがあることが概ね透けているため、ライフを残すためにモンスターをセットをするか考える。

しかし、モンスターをセットをした場合はドルイドヴルムやマグナムートといったライフを守るモンスターの存在も薄いことが透けると予想する。よって、モンスターをセットせずにデスサイズのみセットしてターンエンド。

後攻から採用するなかで、伏せる魔法罠の候補は泡影とコズミックサイクロン、一滴、ストリームあたりが考えられる。ストリームによって、魔法罠をエンドフェイズに一掃された場合に神智のみ機能するものの、打点を減らすことができない。

コズミックサイクロンも考慮すると、エンドフェイズに新たに伏せた魔法罠を除外して次のターンにもう1枚を除去する可能性もあると考え、神智が機能する可能性が最も高いこの構えで終えた。

相手のターン、ドローフェイズからメインフェイズまで通してビッグジョーズを召喚。効果を使用してバトルフェイズに入る。1体目の攻撃で10秒ほど考え、両方の直接攻撃を受ける。6100→4200→2400となる。

相手視点で、ストリームを発動した場合にワンキルが可能であり、仮にマグナムート等によって阻まれたとしてもメインフェイズ2に除去して妨害を用意することが可能となる。

ここから、ストリームでセットカード2枚を対象とされる。

処理後に強制効果①デスサイズ②ステルスクラーゲン③神智として、破壊する場所を無効系読みである残り1枚のセットカードを対象とする。

ここで、相手のチェーンが無い為墓穴でないことが分かったため、増殖するGを発動し、適用。

セットカードを破壊すると無限泡影で予想と一致する。エフィラが特殊召喚されて1ドローすると増殖するG。

その後、デスサイズの表示形式を考える。

現状の手札

攻撃表示で出した場合、エフィラによって攻撃され、墓地のステルスクラーゲンが特殊召喚されて妨害が2つ(クラーゲン+エフィラ)となる。また、ヴェーラーを2枚使用することで、デスサイズを場に残すことが概ね可能である。

まとめると、1ドロー+場に1体で2妨害(破壊)となる。

守備表示で出した場合、デスサイズが戦闘破壊されて2400→500となる。

スネークアイ自体が破壊に対して耐性が高く、三戦で水属性状態を解除しやすいため、攻撃表示で特殊召喚することを選択し、効果を発動する。

その後、エフィラ自爆→墓地のステルスクラーゲンを特殊召喚する。メインフェイズ2で破壊×2に対して、ヴェーラー×2を使用する(手札に残っていたとしても、次のターンに蓋もしくは決めきらなければ勝てないと判断したため)。

ここで、ディアベルスターをドローする。その後、伏せがない状態でターンエンド。

自分のターン、ポプルスをドローする。

かなり強そうになった

ドローフェイズにポプルス初動かディアベル初動か思考する。

相手の場にモンスターが3体いるため、フワロスはターンを跨ぐ場合のみ考慮してバトルフェイズを行う。ディアベルスターから入った場合、増殖するGを捨てるため、ターンを跨いだときに勝利する見込みが若干落ちると考える。

また、神殿を手札に加えることができればニビルケアが可能となり、ドロバ受けも最も良い(ディアベルスターから入ると、エクセルを絡めるため、ポプルスの効果が使用できない)。

さらに、墓地にデスサイズが存在するため、フランベルジュと合わせて相手ターンの行動を制限することができる。

よって、ポプルス初動を選択する。効果を発動して通ったため、神殿を手札に加える。

処理後に何もなかったため、神殿を発動してオークを魔法罠ゾーンに置き、メインフェイズ終了を宣言する。

①相手が妨害を使用した場合、三戦+ディアベルから神殿でのニビルケアからワンキルすることを考える。

②相手が妨害を使用しなかった場合、ステルスクラーゲンを戦闘破壊してメイン2に展開してフランベルジュ+デスサイズ+マスカレーナをベースとした蓋へ向かう。

相手が妨害を使用しなかったため、②のルートを選択して妨害を構えてターンエンド。

無限泡影も打てないため、ドローフェイズにフランベルジュ効果でデスサイズを特殊召喚。

その後、思考した後に捲ることができないと判断し、勝利。



2.試合を振り返って

時々、DM等で立ち回りやハイライトにあげるような試合でどのように捲ったのか尋ねられることがあります。

増殖するGで多くドローされる試合は、誘発の受けるタイミングや効果が通るタイミングで選択肢が変化するため、文章でまとめるのが難しく、記事にすることがありません。

勝ち負けに関わらず、自分の取った選択肢について試合毎に振り返っています。

今回は、先日のCS内であった伏せ方や勝機を得るためにどのような行動を取ったのか分かりやすいと感じたので書くことにしました。

ヴェーラーをセットしていると、デスサイズが場に残る選択肢は生まれませんでした。

また、2枚セットしていると、相手の選択肢も変わっていたかもしれません。

対面する方は十人十色であり、どのように詰めるのか、どこで誘発を投げるのか分かりません。

「必ずここで投げる」といった思考でいると、足元を掬われる試合があります。自分が捲るときや選択肢を振り返るなかで、最も意識している点でもあります。


殆ど勝てないような手札で、勝機を見出すには、どのようにすれば良いのか。

今回の試合は3本目の先攻でした。手札をみたときに、諦めて雑になっていたら、勝利することはできなかったと思います。

また、最後のディアベルスターやポプルスに繋がったのは、正しい選択肢を取り続けた場合に生まれることがある必然だと考えています。

「諦める」という感情は、プレイにも態度にも現れます。現在の環境で言えば、非公開領域が1.2枚でエクセルから展開が通り、ニビルケアをしたワンキルへ向かう対面が失敗するといったことは、起こりづらいと思います。

つまり、対面に尊敬の念を持って試合するなかでも生まれやすい感情であり、自分も表情に「諦め」という感情が出てしまうことがあります。

時間管理の都合でシングルサレンダーをする試合はありますが、可能性が限りなく0に近くとも0である試合は少ないはずです。

思考できるタイミングで行動をまとめ、どうすれば勝利につながるのか。諦めて即座に伏せてターンエンドするのではなく、取れる選択肢を見直すことが現環境でも求められるのかなと思います。

正しい選択肢を取り続けたとしても、負ける試合は勿論ありますが、こういった勝ちにつながる試合も生まれることが重要あり、そんな選択肢が取り続けられるようなプレイヤーになれるよう、改めて精進したいなと思いました。

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