東日本大震災から10年 今思うこと
こんにちは。髙橋こうたです。
東日本大震災から、明日で10年。
当時、会社員だった私は復興支援ボランティアに参加し、それを機に社会に関心を持ち始め日本各地を旅するようになりました。
結果的に旅は5年ほど続き、その過程で感じた「社会に対する疑問」を何かしらの形で表現したいと考え、いろいろ手段を模索したところ「写真」に行き着きました。
そして現在の作家活動につながります。
ちなみにこの写真は約10年前のもの。
当時、多くの時間を共に過ごさせていただいた岩手県釜石市の方たちと。
力強く生きる大人ふたりと、なんともひ弱な25歳の青年。
何度も語り合い、笑い合い、時には言い争いにもなり…
恋愛相談に乗ってもらったこともありました。
もちろんお二人以外の方々にも大変お世話になった。
生きるとは?
社会人とは?
仕事とは?
会社に就職して3年目の頃、これらの問いを漠然と考えていました。
その矢先に起きた東日本大震災。
考えてばかりの自分に対して「行動しろ!」と背中を押されたような感覚でした。
活躍する同世代の表現者で、震災が活動の転機となったと語る人も実際多い。
社会的に大きな出来事が起きた時...
誰と出会い、何を問い、行動につなげるか。
昨年から今年にかけてもまさにそうなのでしょう。
10年経過しても、相変わらずひ弱感漂う私ですが…
当時出会った方々から学んだこと、自ら立てた問いは、大切な原動力です。
どんなに考えたところで、当事者のお気持ちにはなれませんし…まずは行動を重ね自分なりに理解していくこと、そして健康に生きていくことが恩返しなのかと思います。
この文章書きながら、当時の写真を見て感動しているところですが、メガネのチョイスだけは何とも解せない(笑)
人間の好みも10年でかなり変化するものですね。
それでは、また次回。
写真家 髙橋こうた
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