うちの子が全然勉強しない問題
お子さんをがいるご家庭では次のようなことを思ったことはありませんか?
「うちの子は全然勉強してくれない。将来が心配だわ。」
そして、このように言います。
「勉強しなさい!勉強できなくなると将来が困るよ!」
と言われて、いやいや勉強を始めるお子さん。
なんだか、想像がつきますね。(笑)
はっきり言って効果はありません。無意味なんです。
では、どうしたら子供たちは勉強をしてくれるのでしょうか?
それには、「目の前のマシュマロ作戦」が有効です。
マシュマロ作戦?それは何でしょうか?
結論から言いますと、「勉強をしてくれたらお金をあげる」、「ほしいものを買ってあげる」などのインセンティブを用意してあげることです。
子供にお金をあげるなんて大丈夫ですか?
ご褒美なんて毎回用意できません。そんなことしたら子供が甘えてしまうのではないでしょうか?
このような声が聞こえてきそうですね。しかし、これは科学的なデータに基づいています。それをこれからわかりやすく説明しますね。
そもそも、人間という生き物は長期的には自分の将来を正しく考えることができますが、近い将来のことになる急に判断を簡単に誤ってしまうのです。すぐに得られてしまうことには弱い生き物なのです。
具体例として、お金で考えてみましょう。あなたに10000円を半年後にもらうと仮定します。追加で半年後から一週間待てば12000円をもらうことができるとしたらどうしますか?大抵の人は一週間待って、12000円を手に入れるでしょう。
しかし、今、10000円をもらえるとしたらどうでしょうか?
我慢できるでしょうか?
我慢できる人はきっと減るでしょうね。
お子さんの当てはめて考えると、勉強は将来のためになるとか言われたところで、目の前のゲームや漫画などの誘惑には逆らうことが難しいということです。
大人でも同じことです。ダイエットのなどの失敗、筋トレが続かない、資格を取ろうと思ったけど勉強が長続きしなかった。このようなことはありませんか?または、それに似た経験をはありませんか?
これは大人の人でも難しいことなのです。
ここで、「目の前のマシュマロ作戦」の登場です。
目の前にある満足感を逆に利用しようというものです!
ここで気を付けないといけないことは「ご褒美のあげかた」なのです!
それはインプットアプローチというものを使います。これはハーバード大学のフライヤー教授が研究したものです。
例えば、テストの点数に対してご褒美をあげるのではなく、問題を解くことや宿題に取り組むこと。または、読書をすることなどの何かしらのインプットに対してご褒美をあげるのです。
なぜこれがいいのでしょうか?
その理由は「何をやるかが明確されている」からです。
テストの点数を上げる方法は不明確ですよね。しかし、読書という行為や、問題を解くこと、宿題をするということは明確で実践すればだれでも達成できる内容ですよね。
インプット・アプローチの強みはここです。誰でも達成できるというところです。子どもは大人と比べて考える能力はまだまだ足りていません。なので、目に見える努力や行動に対して報酬を支払ってあげましょう。
少なくとも、子供たちは勉強に対して取り組むハードルは下がるでしょう。
是非インプット・アプローチをうまく使ってみてください!
(引用:学力の経済学 中室牧子著 教育経済学者)
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