幸せをお金で買う授業5選②
前回の続きから書きます。前回は一つしか紹介できなかったですが、今回は残りの4つを全部紹介します。
まだ見てない方は、前回の記事から見てもらえると理解しやすいと思います。
幸せをお金で買う授業5選
2つ目 「ご褒美にお金を使う」
ここでいうご褒美とは、単なるものの話ではないです。このご褒美の設定を誤ってしまうと人間の幸福度は上がらないのです。
ではどのようなことをご褒美とすればよいのでしょうか?
それは、「数が少なくて、なかなか手に入らないもの」をご褒美にしてください。
数が少なくて、なかなか手に入らないものとは?
それは、自分が普段しないようなこと、非日常の体験であったり、すぐに手に入れることが難しいものです。
ここで心理学に基づく話をしますが、人間の心理に「希少性を感じるものを欲しがる」というものがあります。
「希少性」とは、数が少なくて、もうなくなってしまうようなことです。っとエバスーパーなどで買い物をしているときに、「半額セール」という文字を見てしまうと、ついつい買ってしまう現象や、販売番組などの「10個限定!」などの文字を見ると応募したくなる現象のことを指します。
この「希少性の心理」と逆に利用します。自分が好きなものに制限をかけて、数を少なくすることです。
たとえば、大好きな食べ物があったとしたら、毎日その好きなものを食べるのではなくて、週に一回食べることに変更したり、お気に入りのお店があれば、週一度だけ訪れるようにするみたいな感じです。
自分の好きなものに制限をかけることで、好きなもののために頑張れるように、わざと自分に制限をかけて行動を起こします。そうすれば、人間はそれを得るために行動を起こします。
「あと一日で、あれを食べることができる!」
「あと二日間頑張れば、お気に入りのお店に行こう!」
「今週末は、大好きな温泉にたっぷり浸かってやろう!」
このように制限をかけてみてください。
人間は数が少ないものには価値を感じる
↓
やり遂げたご褒美にお金を使う
↓
効率よく幸福度を高めることができる
このメカニズムを取り入れて、普段の好きなものを価値ある貴重なものに変えてみてください。
3つ目 「時間を買うこと」
これはややありがちな内容でしょうか?
経験や時間を買いなさいと先ほどから実体のないものにお金を使っている気がしますが、そんなことはありません。
時間を買うことは、人生という長い目で見たときに必ずあなたに幸福をもたらします。
皆さんは普段の生活で無意識に時間を奪われているのです。掃除、洗濯、食器洗い、交通時間や通勤時間。
これらに奪われる時間は大抵の人は仕方がないとあきらめているのではないでしょうか?
それはとても勿体ないことです。まず、掃除にかける時間はお掃除ロボットを買ったり、家事代行サービスを使う。洗濯は乾燥機付き洗濯機を使ったり、通勤時間を短くするために会社の近くに住む。このように奪われる時間をなくしていけば、自分の自由な時間を増やすことができます。
もちろん、これは個人差があります。実践しようとしても、電化製品や引っ越しにかかる費用は高額で、すぐに切り替えることは難しいでしょう。ですから、これは自分に無理がかからないように、少しずつ変えていきましょう。
少しでも自分の好きなことに使える時間が増えれば、それだけでも人生の幸福度は高まります。余った時間を副業に充てたり、趣味に費やしたり、家族との時間を過ごす。
自分に使える時間を増やすことで、より大切なものに向き合うことができます。時間の使い方を工夫すれば、人間は豊かになれるのです。
4つ目 「先払いを意識する」
これは簡単に言うと、「支払いの仕方」なのです。
皆さんは旅行に行く際に一番わくわくする時間はいつでしょうか?
多くの人は「旅行の前日や一週間前」という答えになるでしょう。
何か楽しいイベントがあると、それを迎えるまでの時間がとても楽しくてたまらないでしょう。旅行やイベントといったものは、先にお支払いを済ませていることがほとんどです。このお支払いを先に済ましておくことが大切なのです。
お支払いを先に済ませて、後で消費すると幸福度が高まるという研究結果があります。
逆に、支払いを後にするだけで幸福度が下がるというマイナスな研究結果も出ています。
例えば分割払い。分割払いをすることによって、月々の支払いを少なくすることができますが、これは長い目で見ると支払いを先送りしているだけで、総額が減っているわけではありません。
支払いがずっと続いてしまえば、それを考えて生活しなければならないので支払いが終わるまでこの気持ちが続くのです。
自分の時間を生み出してくれる電化製品のような高額なものは一括で支払うことは難しいですが、その分自分に時間を与えてくれるので、これは時間と交換していると考えていいでしょう。むしろ、自分の気持ち的にはプラスになっていることのほうが多いです。
話を戻しますが、この支払というものはなるべく先に終わらしておいて損はないのです。先に払えるのであれば払いましょう。
5つ目 「他人のためにお金を使う」
最後は「他人のためにお金を使う」です。
具体的に、おごってあげる、プレゼント、サプライズ、寄付。
他人のために使うというのは、人間の脳にオキシトシンという幸せの源となるものを出してくれるのです。
細かく言う必要はないと思いますが、他人のために自分のお金を使える人は周囲からは余裕のある人だと思われます。余裕があるということは、他人に安心感を与えます。やがて、あなたと一緒にいると安心できると思われるようになり、好感度は高まるでしょう。
個人差がありますが、心からサプライズしたいと思っている人、おごりたい人に厳選するほうがいいでしょう。より幸福度を高めるためにもこれは必要なことです。
まとめですが、これらの方法はどれもかがくてきこんきょうにもとづいています。科学手根拠というのは膨大な統計データから、結果が多くなるもの。つまり傾向をとらえているのです。
大抵の人には当てはまるのですが、人間ですからどうしても個人差が生じてしまいます。どれもこれの絶対やらなければいけないものではなく、これをすればよくなるかもしれないという気持ちで実践しましょう。
まずは、全部やろうとせずに、小さな金額、小さなことから始めることが大事です。ジュース一本奢るなどが、始めるには最適かなと私は思います。
科学的とはいっても、100%ではありません。合わなければやらなくてもいいので、無理のない範囲で試していきましょう!
今回の記事は以上になります。ありがとうございました。
( 引用: 幸せをお金で買う授業5つの授業 )