自分の意見に反論を!
皆さんは自分の意見に反論したことがありますか?
仕事でも日常生活でも何でもいいです。あらゆることにおいて、「自分はこう思う!」という確固たる意見を持っていたとしても、正反対の意見を同時に検討したり思考することは大事なことです。
「自分の意見に対してどう反論できるだろう?」ののように、客観的に自分の意見を見ることによって、自分の意見の説得力を上げることができます。
この作業を普段から習慣化することで、視野が広がるのです。自分の考えに自信を持っていると、そこに固執してしまい、視野が狭まることも少なくはないです。
例えば、「一般常識」。一般常識とは何なのでしょうか?
・就活でスーツを着るのはなぜですか?
・なぜ日本人は貯金する人が多いのでしょうか?
・大学ってなんで行くんですか?
上記のような質問があったとき、どう答えますか?
そして、そこで出た答えに反論をつけるならどのようなことを考えますか?
一番危険なことは、自分の考えに自信を持っていると、視野が狭まることもしばしばですが、あえて反対意見を立てることで、次節に縛られることを未然に縛られることを未然に防ぐことができます。
「俺は詐欺になんて絶対に合わないから。」と言っている人ほど騙されやすいのです。
複数の意見を自分の頭の中で戦わせると、思考系の脳の部位が非常に働きやすくなるのです。
議論や話し合いの中で、自分の言うことを聞かせた場合などに反論をあえて想定する。「こういえば、相手はこう返すだろう。」などの予測をつけること。
これを「思考実験」と言います。
思考実験は物事をあらゆる角度から見ることができるため、脳に強い刺激を与えます。思考のパターンをできるだけダイナミックに変化させることで、普段使ってない脳の部位に刺激を与えることができるのです。
私はこの考え方が「クリティカルシンキング」を似ていると思いました。クリティカルシンキングとはある特定の場面において、なぜそれが行われたのかなどの理由を考えます。状況把握、環境の影響、本人の心身の状態などの要因から一番納得のいく理由を見つけます。探偵の推理と似ています。
クリティカルシンキングを鍛えることによって、自分の先入観を捨てて、客観的に物事を見ることができるようになるのです。私のブログでもクリティカルシンキングの問題をいくつか上げているので、お時間があれば是非とも考えてみてください。
今回は自分の意見に反論するというテーマでした。人間とは先入観にとらわれやすい生き物です。自分の考え方に縛られることが自分の人生を窮屈に縛ることは明白です。思考するときは俯瞰して物事を見る心の余裕が必要なのかもしれませんね。
(引用:脳の強化書 医学博士「脳の学校」代表 加藤俊徳 )