ファシリテーション入門。初心者がワークショップで活用するために【ビジネス書感想まとめ・要約】
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今回の記事は久しぶりに自身のアウトプットという目的でのnoteです。
新入時からこれまでで170冊読んできた中から、メモをぱらぱら見返しながら書籍の紹介記事を書いてまいります。最近も読書が増えています。
本日は最近読んだ「ファシリテーション入門<第2版>」のレビューです。
個人的評価:☆☆☆☆★
ファシリテーションの最大の特徴は、情報や意見などの内容、コンテンツではなく、進行や関係といった過程、プロセスを舵取りするところにあります。改訂版では、多彩なファシリテーションの技法や応用のなかで、
すべての活動の基本となる「話し合い」(会議)のファシリテーションに焦点を当てその理論と実践スキルを紹介していきます。
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※上記の本はAmazon Kindle Unlimitedで無料で閲覧できました。
1.本書での基本的な考えかた
いくら個人が素晴らしい能力をもっていても相互作用がうまくいかないと組織としては十分に機能しない。ふたつのアプローチで集合知を生み出していく必要がある。
ファシリテーションとは集団における知的相互作用を促進すること。また、ファシリテーターが舵取りするのは「コンテンツ」ではなく「プロセス」である。
活動のイニシアティブをとりながら、結論に対する主体性をチームに持たせることができる。
2.ファシリテーションを導入する3つの高価
①相乗効果を活かして高い成果を生み出す
複数の人が集まり豊かなコンテンツを作る。違う考えがぶつかることで予想外のアイデアが生まれることに繋がる。
②納得感を高め、やる気を引き出す。
会議で結論ができたときに重要なのは行動につながるかどうかであり、いかに結論が腑に落ちるか(納得感)が決め手になる。これはメンバーの自律性と協働性を育むことにもつながる。
③学習スピードを速める
問題解決や意思決定の問題の大半はプロセスにあり、適切にリードすることで業務の生産性が飛躍的に向上する。環境に合わせて自らを変化させることが必要な時代において、このスピードは極めて重要になる。
3.ファシリテーションの4つのスキル
この中でも私自身で課題となっている「構造化のスキル」について説明します。
発散が終わり、意見が出尽くしたら議論の整理が必要だが、話し合いの内容を合理的に整理して全体像をつかみやすくする必要がある。整理するのに役に立つのは論理の3点セットがある。
また、フレームワークの活用も有効であり4つの型がある。
①ツリー型:ロジックツリー、意思決定ツリー、特性要因図、等
②サークル型:円交差図、ベン図、親和図、等
③フロー型:フローチャート、連関図、等
④マトリクス型:PPM、ポジショニングマップ、等
4.まとめ
いくら個人が素晴らしい能力をもっていても相互作用がうまくいかないと組織としては十分に機能しない。ふたつのアプローチで集合知を生み出していく必要がある。
ファシリテーションとは集団における知的相互作用を促進すること。また、ファシリテーターが舵取りするのは「コンテンツ」ではなく「プロセス」である。
活動のイニシアティブをとりながら、結論に対する主体性をチームに持たせることができる。
内容は以上です。少し粗目のまとめとなってしまいましたが、読み直して実践がファシリテーション能力を身に付ける第一歩ですよね。
ただ人の意見を聞くだけではなく、主張の根拠や発言の論点を読み取らないといけない存在ですので私にとってなかなか難しい習得への道になりそうです。
以上です。