僕のインド旅④⑤【プシュカル編】お見合い婚とポイ捨て
プシュカルに夕方の16時ごろ着き、
プシュカル湖でのんびりしてます。
今回の街では、
「arranged marriage=お見合い結婚」や
「ポイ捨てをする人々」など、
インドと日本の文化の違いを大きく感じる出来事があり、刺激を受けました。
それではどうぞ!
裸足で入るので、石ころが落ちてたりして、
足が少し痛いです。
バラナシに比べたら、全然綺麗ですが、
牛や鳥のウ○コがあちこちに落ちています。
■プシュカルのメインストリートへ
通りでは、牛が自由気ままに歩いてます。
なんだかんだここまで野放しなのは、
バラナシ以来、、
懐かしくなってきた、さすがヒンドゥー教の聖地
しかもバラナシほど交通量も多くないので、
牛たちも健康に良さそうです。
お土産屋さんやカフェが多く、ブログの評判通り
長期滞在向きの町です。
途中なにやら、ヒンドゥー教の建物が、、
観光客は入れないとのこと、、
さすが厳格な聖地なだけあり、宗教の強さを感じます。
通りを抜けると、隣の街「アジメール」と観光地「ジャイプール」の標識が、、
小さな街なので2時間もあれば街全体を回れてしまいます。
ついにインド旅もデリーに近づいており、終わりが近づいていることを感じます。
無事に戻って来れてることへの感謝と、
少し寂しさが残ります。
カラフルな粉?屋さん
途中日本人の方にも声をかけられ、少し話しましたが、1ヶ月ほどこの街に滞在しているとのことでした。
やはり沈没者が多い街なのは確かなようです。
周りの観光客を見るに、年齢層が高めの人が多い印象を受けました。(40〜50歳くらいの欧米人多め)
宿へ向かう途中、可愛い女の子たちと会いました。
■宿で休む
ここもルーフトップレストラン付きの宿です。
最高、、、
眺めもいい、そりゃ長期滞在もしてしまいそう
じゃがいもカレーとチャパティとチャイ
200円くらいだった気がします
安定のうまさ、
この時の僕はインドの食べ物に慣れ始め、
下痢も全く起きていなかったので、
食事は美味しく食べれていました。最高、、、
■夜の街散策
1時間ほど宿のベッドで休み、夜の散歩へ出かけます。
牛が屋台のお菓子を食べてます、、、
ちゃんと注意しないとですね
しばらくすると、
どこかで爆音の音楽が聴こえてきます。
■arranged marriage(お見合い婚祭り)
音楽が聴こえる方へ歩いていきます。
音楽の正体は彼らでした、、マーチングバンドか?
牛たちも音楽がうるさすぎるのが、動きが止まっています。
すごい人だかり、、なんだなんだ、なんの祭りだ
この馬に乗った彼をみんなで祝っているようでした。
あとで街の人に聞くと、
これはarranged marriage=お見合い婚の祭りで、
結婚する夫婦を祝っているとのこと。
他人の結婚なのにこんなに街全体の人で祝ってて
単純にすごいと思います。
みんな爆音の音楽に合わせて踊ってます、
まるでクラブです。
王様なのかと思うくらい、祝われてます。
祭りは終わりそうになく、一晩中続きそうな勢いです。
落ち着いた街と聞いていたので、そのギャップにビックリ。
■ポイ捨てを当たり前にする人達
インド旅で前から気になっていたこと、、
それはみんながゴミをポイ捨てしていることです。
このお見合い婚祭りでも、
無料の飲み物が紙コップで配られ、
みんな飲み終わるとそのまま地面にポイ捨てしていました。
もうインドを旅して2週間ほど経っているので、
インド人がポイ捨てしている姿に慣れてはいますがそれでも日本人の僕からしたら、
理解できないというか文化の違いを感じざるを得ないことです。
インドではカースト制度の1番の下の人達の仕事がゴミを拾うことであり、ポイ捨てをする事で彼らに仕事を与えている、ポイ捨てをしないということは彼らの仕事を奪っているという考え方です。
■10歳の女の子に、ポイ捨てを勧められる
僕も一杯飲み物をもらい、飲み終わってゴミ箱を探していると、10歳くらいの女の子が近づいてきて、
「なんで紙コップ手に持ってるの?地面に捨てなよ」と言われて地面を指さされました。
もうなんていうか、すごい世界に来てしまったと
感じ、郷に入れば郷に従えのごとく、
地面に紙コップをポイ捨てしました。
■arranged marriage=お見合い婚は
本当に幸せなのか、一人のインド人男性と話し合う
お見合い婚の祭りが終わりそうにないので、
静かな夜のプシュカル湖にきました。
のんびりたそがれていると、
1人の男性が近づいてきました。
彼は感じのいい青年で、プシュカルに住んでいるとのことでした?
インドで現地の人から話しかけられることは日常茶飯事だったので、特に警戒もせず、
どこからきたのか、どんな旅をしているのかといった話で盛り上がりました。
しばらくすると、
彼はさっき僕が見ていたお見合い婚のことについて話してきました。
お見合い婚はその名の通り、
親同士が結婚相手を決める方法で、
カースト制度がいまだに残るインドでは、
同じカーストの人同士でないと結婚できないなど、ルールも厳しいです。
この彼も実はお見合い婚ですでに結婚しており、
「俺はどんなに好きな人がいても、家族のために
親が決めた相手と結婚するしかないんだ」と言っていました。
僕はその話を聞いて、彼に「幸せか?」と聞くと、
彼は「家族のためになれて幸せだ」と言いました。
この話で、日本の自由さのありがたみ、
普段当たり前だと思っていることでも、
世界が変われば当たり前じゃないことを身に染みて感じました。
(好きな人ができて、普通に恋愛できることが普通ではないインドでした、、)
■話してた彼が急に日本のお金が欲しいと言ってくる
ここで終わらないのがインドです、
ただの良い人でない場合もあるので、注意が必要です。
この彼と最後お金を求めてきました。
そんなこんなで話も終わり、宿に帰ろうとすると、
彼が「日本のお金がほしい、家族に見せたいんだ」と言ってきます。
僕はその時ほとんどインドルピーに両替していたので、手持ちの日本円は10円玉と100円玉だけでした。
僕はただ話しただけの人に100円あげるのは抵抗がありましたが、それでも色々な話を聞けたので、
彼に100円玉をあげようとしました。
すると、
彼は「コインじゃなくて、札束がいいんだ」と言ってきます。
僕はその時、日本円がなかったので、
彼に待っててもらい、宿に取りに帰りました。
彼にすごく同情していたので、その時日本円の札束が1000円からしかないことも考えていませんでした、、
■冷静になり、詐欺ではないと疑う
宿へ戻る途中、彼が札束じゃないとダメなんだ
と言っていたことが妙に引っかかりました。
だって日本円の札束は1000円からしかありません。
しかも僕が旅に持ってきてるのは、10000円からです。
そんな大金渡せるわけがない、、
僕は宿に戻って取ってくると言っていましたが、
彼には日本円がないといい、渡さないことにしました。
そんなこんなでしばらくして、プシュカル湖に戻ると、彼は元の場所に座っていました。
すごく感じの良い人だったので、
申し訳なさそうに、
「ごめん、日本円の札束はないんだ、だから渡せない」と言いました。
すると、彼の態度が豹変します、
「なんでだ、なんでないんだ、絶対あるだろ、くれよ」という風に、さっきまでの落ち着いた口調からは想像もできないほど、激しい口調に変わっていました。
僕はこの手のやりとりをムンバイのタクシー運転手ともしていたので、
彼にガッカリすると、共に、
改めてインド旅では、良い人だと思って信用しきるのは危ないと感じました。
激しく言ってくる彼を押し退け、僕は宿に帰りました。
つづく
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