日雇い、夜の世界、底辺からの這い上がり方を教えます「その1」
どうもこんにちは。
ブログや、ツイッター、またここのnote記事でもお話していますが
私は、15歳で家を出た後、18歳で高卒し、警備会社を一年で退社。
数々のバイトを繰り返しながら夜の世界、日雇い、気づけば日本の底辺社会にまで落ちて行ってしまった人間です。
当時はただただ無知で、無理矢理な夢を持とうとしたり、
カッコつけたり、先の将来等考えてもいないただの低学歴でした。
ですが、今では高学歴な人達と肩を並べながら仕事をし、
ボーナスを当たり前のように貰いながら働く普通のサラリーマンであり、
更には副業なんかもしながら、マイホームを買おうか等と平和な悩みすら持てるようになっています。
普通の人には「だから?」と、普通の事にしか聞こえないでしょう。
しかし日本社会における底辺と格付けされた人達。
夜の住人、日雇い、低賃金派遣、ひきこもり、等で日々生きる意味すら湧かない人にとっては、こんな普通の事すら許されないのが事実あるんです。
それが今の日本と言う事を分かって貰いたいほど。
一度ルートを外せば、そこから元に戻るのは至難の業。
全くもって意味不明な構造。
夜の世界で一発逆転すれば、その資金で何かのお店を開いて行くというのも可能でしょう。
ですが、それも一握り。
どちらにせよ、どこかのタイミングで陽のあたる、社会に認められたフィールドに立っていなければ、
この社会はあらゆる場所から受け入れてもらう事は難しいのです。
では、そんな私は実際にどのような経歴を辿り今普通の社会と言う土俵に馴染んでいるのか。
今回はそんな所をお話してみようと思います。
これを見た誰かのほんの少しの足掛かりになれば幸いです。
■這い上がるステップはとてもシンプル
まず第一に私が考えたのは、
この上辺だけの社会で、何をしていれば認められるのかという事を考えました。
最終的な目的地です。
その答えは至ってシンプルだと感じました。
それは大手企業に勤めていること。
これだけなんですよね。
実際に、大人達が子供に対して必死に勉強しなさいと言うのはなんの為でしょうか?
それはいい学校に入り、大手企業に就職させる為ですよね?
日本で生き、このある種捩じれた社会を作り上げた大人達は、皆この共通認識を持ち、互いに同程度の位置にいることを感じて安心し、生きています。
ですから少しでも自分より低いと見下し、安心し。
得体のしれないものには排他的に。
これが共通認識です。
裏を返せば、この「大企業に勤めている」という、ここさえ満たしていれば
「ああ、あの人はあそこに勤めてるから安心だ」と、こうなる訳です。
はっきり言ってどんなに人格がおかしかったとしてもです。
大抵の大人はこの材料さえあれば、私達と同じ社会人だな。と認めてくれるんですね。
つまり最終ゴールは大手企業に勤める事。
ここに設定しておくことがとても重要なのだと理解しました。
■底辺から上がる為に最初にした事
とはいってもです。
言うのは簡単ですし、そんな答えは皆知ってる。
それが出来ないから困ってると言いたくなりますよね。
でも私は、当時、悔しさと社会への復讐心をバネに
必ず勝ち組になってやると。
心に決めていました。
何事も面倒なだけで、やれば出来るんですから。
ですが実際問題、学歴無しと言っても過言ではない中卒、高卒の私です。
そんな状態で大手企業に行ける人なんて新卒切符ぐらいです。
学校に来る就職案内で、地元の大手企業に就職し生涯を終えるコース。
低学歴が大手に入り込むには基本これしかありません。
でもドロップアウトしてしまった私にこれは無い訳で。
どこを見ても大手企業の求人に学歴不問なんて単語はありません。
あったとして、ワタミとかでしょうか?
何にせよ、大手でサラリーマンをするにはバイトから上がるか、下積みが無ければ入れない事が殆どです。
しかもこれで安月給な上に正社員になれるかも分からない。
結局底辺の今と大して変わらない。
■どうやって大手企業へ近づくか
そんな時に見つけたのは、敷居の高い派遣社員の求人でした。
敷居の高い派遣社員と言うのは、それなりに名が通った所の事。
中卒や高卒等では若干見下されそうな所です。
一時の派遣バブルで乱立した、訳のわからないカタカナの派遣会社じゃないですよ?
倉庫とか、イベントとか、それは完全に日雇い臭が漂うやつです。
例えばリクルートとか。
エン・ジャパン、ビズリーチ、テンプスタッフ等。
こういう所は当然、簡単に低学歴に仕事は見つかりません。
ですが、意外と優しく、親身になってくれたりする所もあるんです。
ただし、履歴書の他に職務経歴書やらなにやら書かされるんですけどね。
正直そんなモノ書いたこともないし、履歴書の他にそんなものがある事すら当時は知りませんでしたから。
ですがこの辺りでもし働ける事になると、その時給はなんと1500〜2000円が相場なんです。
1000円以下の案件なんてありません。
当時はびっくりしました。
こんなの、いつも通り8時間働いたら1日12,000円じゃん!と。
6000円で働いていたんですから、これだけでもう人生いいんじゃないかと思えるほどでした。
しかし、というか結局こういう所では……必要なんですよね。
また、学歴が。
大手派遣会社の顧客である企業は当然大企業が多いので、自ずと条件は堂々巡りになるんです。
じゃあ意味ないじゃん!
となりそうですが、ここで私はある一つの方法を使い
あたかも専門卒のような扱いで、そこそこ敷居の高い派遣会社から仕事を紹介してもらえることになるのです。
その方法は、少し長くなったのでまた次回に。
次回は、大手に入り込む為に必要な【学歴】をお金を貰いながら手に入れる方法です。