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広島サポ大学生ACL2ベトナム遠征記(前編)

おはようございます。現在2025/02/16、J1開幕戦の町田へ、帰国後中1日で向かう電車の中でこれを書いています。今回も駄文になりますが、ご容赦ください。

お疲れ様です。今回、2/12 AFC Champions League two 2024-25 round 16 1st leg vsナムディンFC @ Thien Trung Stadiumを現地観戦してきました。以下、3泊4日の遠征記です。

⓪プロローグ

2025シーズンの開幕を告げる旧ゼロックススーパーカップ優勝から中3日。成田空港から6時間半のフライト、ハノイ駅から往復4時間の車移動の末辿り着いたナムディンでの勝利の味は、史上最大に格別なものであった。また、ハノイ、ひいてはベトナムという国の魅力にすっかりどっぷりハマってしまったので、その辺りも書き綴りたいなと思う。

①準備編
前回(香港編)で経緯や基本スタンスなどを書き記したので、今回は使用したものと所感を記していこうと思う。
(1)航空券
これはいつものスカイスキャナー→Trip.comで。本当は羽田が良かったものの、できれば直行便に乗りたいことや、上海トランジットが12時間を超えてくることから以下の便を選択した。

以上約49000円である。うだうだ考えていたらかなり高くなってしまった。年内に取れば40000円は切っていたはずだし、ベトジェット往復直行便なら広島空港、セントレアなどを利用したら直前でもかなり安く行けたらしい。この辺りは非常に難しいので妥協が大事だと今回も強く感じた。
(2)eSIM
今回もholaflyを使用。3日間無制限プランで1700円で、スマホの表示がLTEなのは気になったが、SNSからYoutubeまで基本的にどこでも問題なく使用できた。慣れたらめっちゃ楽。
(3)grab
東南アジア最大のタクシー配車アプリ。これがなければ現地のぼったくりタクシーを使用することになる。登録にはクレジットカードとSMS登録が必要なので必要な場合は日本で事前にインストール〜登録までしておくべき。ルートで事前支払い、運転手も登録制なのでぼったくりが起こらないため、安全で安い移動のためには必須。

②2/11 (1日目)

埼玉県内から京浜東北線で田端、山手線で日暮里まで出た後京成本線に乗り込み成田空港へ。もちろん高いのでNXやスカイライナーには乗らない。京成スカイアクセス線に乗ると運賃が200円ほど高くなるのでここだけ注意。

13:00頃着。同行者(ありがとうございました!)に空港のラウンジに入れていただき、駆けつけ一杯でくつろぐ。吉野家で日本の味(笑)を堪能し、いざ飛行機へ。

思ったよりすぐ終わったチェックイン、保安検査を乗り越え16:30、ハノイノイバイ空港へ。ベトジェットエアは機内食などはなく最低限のサービスであった。6時間半のフライトの始まりである。

前回(香港遠征)の反省を活かし、今回は暇を潰そうとNintendo Switch、アマプラで映画やアニメをダウンロードしたiPadなどを持ち込んだが、気流が悪くはちゃめちゃに揺れたため鬼滅を2話分見た時点でだいぶグロッキーになってしまった。かなり悔しい。思ったよりしんどい6時間半を経て現地時間21:00(時差-2時間)にハノイ・ノイバイ空港に無事着陸。

ぼったくりタクシー共

適当な保安検査を通過し、市内交換所とレートが変わらないと話題の優良空港交換所で5000円分のベトナムドンを替える。1円=167ドンほどが公定レートであったため、この時5000円を850000ドンに替えてもらえたのは結構よかった。

空港を出るとぼったくりタクシーの運転手共が「ハノイ、タクシー?」と声をかけてくるが、それらを一切無視しGrabで呼んだタクシーに乗り込む。とにかくハノイはタクシーが安すぎる。(日本がバカに高すぎるらしい。)後述のgrabバイクは更に安いのだが、この時もハノイ市内ホテルまで40分で1600円ほど。4人なので1人400円ほどである。これはすごい。ちなみに路線バスなら90円ほどらしい。

ここで話が脱線するが、とにかく物価がおかしい(安すぎる)。チャーターバスを呼んでいただいた方に聞いた話だが、ハノイ⇔ナムディン往復のチャーターバス(中型)を約2万円で呼んでいただいたのだが、我々日本人としてはこれは破格の安さである一方、ベトナム人側としては、これはもはやぼったくりと言えるほど破格のコスパの仕事、つまりこんなに貰えるとは思えなかった、とのようだ。もう目がキラキラしていたそう。教科書のお手本のようなwin-winであり、日本人とベトナム人の物価への考え方には大きな乖離がある。日本経済の停滞。

そうして着いたホテルはハノイ市内、ホアンキエム湖南岸から程近いアッファブティックホテル。外装から何から素晴らしく、見ての通りめちゃくちゃ清潔で広い。しかも一泊2500円安すぎる。快活クラブ並みの価格。温かいシャワーも出るし、アメニティもしっかりしてるし、シーツもタオルも替えてくれる。前回泊まった元マフィアの巣窟の劣悪なホテルが4000円であることを考えると、ベトナムとは慈愛に満ちた素晴らしい国である。こんな素晴らしいホテルをとっていただき感謝が止まらない。

荷物を置き、ホアンキエム湖周りを散策する。カップルが多いのに対して大日本帝国の臣民である自分は未だ独り身であることに若干腹立たしく思いながらも、旧市街地まで辿り着く。

ご覧の通りはちゃめちゃに混んでいる。基本的には社会主義国(名ばかりだが)の首都であるため、工口や💊は規制されているが、夜になると街は賑わいを見せる。1秒に3回は同じような顔のキャッチに話しかけられる。大概は違法クスリバーか工口である。流石に違法であり国外で拘束されたくはないので無視し続け、一旦安全そうなレストランに入り遅めの夕食。

東南アジアでの、屋台の生水、生氷に注意という原則に則り、缶のコカコーラと牛肉のフォーを注文。フニャフニャのコメでできた麺にすまし汁のようなスープ。年老いた牛なのか硬いが旨みの強い牛肉。そして香草の味と香りが強い。自分は玉ねぎが苦手なのであまり楽しめなかったが、不潔やまずいとは思わなかったし、好きな人は好きだと思う。

その後、女の店員さんオススメの春巻き?や手羽先を注文する。店員さんは「あんまり辛くない」と言っていたこの手羽先、やたら辛い。しかしこれがまた美味い。酒が飲みたくなる濃い味付けでたまらん。また肉の味が濃い。これはぜひまた食べたいものである。しかし、ベトナム人の辛さに関する感想は一切信用しない方がいい。こいつらの少し辛いは北極ラーメンレベルである。蒙古タンメン中本に通い詰めた筆者が言うのだから間違いない。
これで4人で80万ドンほど(1人1200円ほど)であった。ベトナム国内にしては少し割高だが、満足感は高かった。

ここでまたまた話は脱線するが、ベトナム国内では、屋台や市場など少しローカルな店になるとほとんど日本語はおろか、英語もほとんど通じないことが多い。会話的なコミュニケーションを取りたければGoogle翻訳などは必須であろう。ベトナム語の挨拶などは軽く覚えておくとよい。ガムーンはありがとう。ドゥームァはクソッタレ(最大級の誹謗中傷)。

また、桁数が多くわかりづらいベトナムドンは、最近はTiktokの視聴数のようなk(1000)単位が流行しているため、それを基準に考える。市場などでも20(k)と言われるため、0を三つつけて考える。また、ドンから0を2つとって0.6をかけると、概算であるが日本円での価値が分かる。これを知らないと簡単にぼったくられる。頭の弱った皆さんも是非やってみてください。

この後夜のベトナム旧市街地を軽く散歩し、ホテルへ。少し話し込み3:00頃就寝。治安は良く、身の危険はほとんど感じることはなかった。
③2/12(2日目)

8:30頃起床。いつの間にか部屋にインドでガンジス川沐浴から直行してきた漢の中の漢(先輩)がいた。9:00頃ホテルを出て旧市街地散策。

この後ドンソン市場などを見て回るも、めぼしいものもなく、遅めの朝ごはんへ。舞台はバインミー25。ベトナム名物であるバインミーというサンドイッチのようなものの名店である。普段は行列だが、この日はすんなり入れた。何を食べようか悩み、ココナッツコーヒーと上の牛肉の甘辛鍋?のようなものを注文するが、コーヒーがアイスしかなく、お腹を壊したくないためブレンドコーヒーのホットに変更。

肉とスープが激うま。ニンニク?が効いた甘辛いスープに旨味の強い牛肉が合う。パテはレバーの鉄分臭く、レバー好きな自分でもあまり得意ではなかったが、いい味を出していた。パクチーの味が濃い!日本の10倍は濃い。半熟卵への不安を募らせながらもバゲット共にパクパク食べた。コーヒーもパンも美味しいのはフランス統治時代の影響がやはり強いのだろうか。そして何より安い。これで800円しないのだから。

この後Grabの登録に四苦八苦しつつも成功し、生まれて初めてgrabバイクに乗った。いわゆる2ケツ運転である。おお、こりゃ面白い。もはやお守りであるヘルメットを借り、交通ルールもクソもないハノイの道路を爆走。最初は本当に命の危険を感じるも、徐々にクセになっていく。しかも、1キロ約80円。クレカへの請求額がとてつもなく馬鹿らしい。結局事あるごとに使用し、7回は乗った。

黒い鳥 どう考えても不吉

この後バイクに乗りハノイ大聖堂、トレインストリートなどを巡る。まさに非日常。雑多な感じが非常に奥ゆかしい。名物エッグコーヒーをいただく。ベトナムの酸味の効いたコーヒーに卵でできたカスタードクリームのようなものが乗ったものだ。これがまた美味しい。

一度ホテルに戻りしばし休憩し、この後ハノイ駅に向かい、チャーターしていただいたバスに乗り込み試合会場、ティエン・チュロンスタジアムを目指す。キリがいいので今回はここまでにします。後半もよろしく。

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