第87回「読書のすすめの落語のすすめ」ありがとうございました
第87回「読書のすすめの落語のすすめ」は、毎月一回の開催、お陰様で八年目に入っております。
今回もしっかりマスク・消毒・禁密で!
初めに、清水店主による“縦糸の読書”のご紹介は…
明治の日本、鎖国を解き、一気に西洋の文明が雪崩れ込み、日本の精神文化が隅へ隅へ押しやられた時代、
その時代に生きた夏目漱石は憂慮しました。
「外的開化よりも、内的開化が本来」
外からの圧力で進歩して行くよりも、内側からの発した進化を。
今このコロナ禍で、私たちは
人の生き方や国・社会の在り方が大きく問われています。
これまでの生き方やり方を大きく舵をきる時代、
人は、横並びを見渡して判断を人に委ねるのではなく、先達者に繋がる縦糸の読書で、自分の軸をつくって進むこと、
その内側からの進化で、これからの時代を切り開いて行く、その岐路に、今私たちは立っています。
そのために、今おすすめの縦糸の読書のおすすめ本の紹介を頂き、
清水店主ありがとうございました。
次に、三遊亭神楽師匠による、「落語なぜなに質問コーナー」と落語「雑俳」。
質問コーナーでは、“落語に、疫病などに関係した噺はあるのですか?”や、
“前回の神楽師匠の「籠かき」のオチについて。神楽師匠の「籠かき」を前回お聴きして、落語を聴いていて次はどうなるんだろう?とこんなにワクワクしたことはありませんでした。
オチはもちろんわかりました。そして私はそのオチに含まれた思いをこう考えました。神楽師匠はどう感じていらっしゃるのでしょうか?”とか、質問が飛び、
それら質問にその場で神楽師匠はお答えいただきましたが、
後の、お二人の師匠を交えた懇親会でも、それらが大いに話題となりました。ありがとうございました。
次に、三遊亭全楽師匠の一席「寝床」。
初めて落語のすすめにご参加いただきました方から、“こんなに情景が立ち上がる落語に、師匠方の声も姿も消えて、その情景と一体になっていました!”というご感想をいただきました。
ありがとうございました。
私は、「読書のすすめの落語のすすめ」に、
清水店主の“縦糸の読書”のおすすめに、風を送られ炎が燃え上がるのを感じ、
お二人の師匠の落語の、大変な熱量と、立ち上がる情景の中での大笑いが、
確実に、これからの活力になっているのを感じています。
皆様、今回もありがとうございました!
次回は、3月10日(水)19時半~
🌟Zoom併用で、お待ちしております。