209系川重車⇄東急・新津車 初期車⇄後期車の違いとは? 「209系3次車屋根」(3Dで楽しむ新系列電車のお話②)
更新綜合車両事務所では209系以降のいわゆる新系列電車とその派生系列のバリエーションを再現する便利なパーツを製作・頒布させていただいております!
前回の「海底のWパンタ屋根シリーズ」http://koushincarfirm.work/shopbrand/TWR/
に続き、今日は「209系3次車屋根(川重タイプ)」http://koushincarfirm.work/shopbrand/209231/
についてです。
「209系3次車屋根(川重タイプ)」
http://koushincarfirm.work/shopbrand/209231/
種車:T社 209系各種(川重車製品にのみ対応)
用途:209系3次車以降の川重製電気式エンジン車 屋根の再現
一見どれも同じ形をしているように思える209系ですが、よく見ると細部に違いが!
大まかに分けると
【製造社による形態差】
・ビードの本数(川重車は27本 東急車・新津車は26本)
・妻面のビード有無(川重車はビード有 東急車・新津車はビード無)
・側面窓の形状
【ドアエンジン種類による形態差】
・クーラー位置の違い
・ドアコックの有無
1・2次車は空気式ドアエンジンを使用し、3次車以降は電気式ドアエンジンを使用。
といったところでしょうか。
T社製品(完成品)は長らく「川重車×1・2次車(空気式ドアエンジン)」のみを製品化していましたが、めでたく2017年に2100番台・2200番台として「東急車・新津車×3次車以降(電気式ドアエンジン)」が製品化!
しかしながら、
「東急車・新津車×1・2次車(空気式ドアエンジン)」
「川重車×3次車以降(電気式ドアエンジン)」
の2種類は未だ製品化に恵まれず…
特に後期車に組み込まれていたサハ209や房総地区に転用されたクハの活躍も印象深い「川重車×3次車以降(電気式ドアエンジン)」を再現するために、3Dプリンタ出力品で作ってみました!というのがこのパーツです。
①細いランボード形状を的確に再現!
細いランボードが27本所狭しと並ぶ独特の形状を的確に再現しました。
難しい切り継ぎ加工などの必要なく川重製3次車をお手軽に作成できます。
②70-000形との違いを再現!
70-000形屋根とはランボード端部の形状が異なります。その点も的確に作り分けました。
③製品側への加工は無しでOK!
ツメやパーツの取り付け位置などの寸法も極力製品を基準に設計しているので、製品側(車体)への加工は必要ありません。
加工したいけど、加工してしまうと模型の価値が…という声をいただくのも事実…先の見えない社会情勢ですから仕方ないことだと思います。
また種車ですが、車体は川重製ですから、必ず「川重車×1・2次車(空気式ドアエンジン)」の方を用意してください。ただ古くからある製品ですので、入手は容易だと思います。
(2100番台・2200番台などの「東急車・新津車×3次車以降(電気式ドアエンジン)」には屋根端部の形状が異なり取り付けられません。)
バリエーションとしては2種類です。
房総地区に転用されたクハにどうぞ
「R0021 209系3次車(川重タイプ) 先頭車屋根2両分」
http://koushincarfirm.work/shopdetail/000000000060
後期車に組み込まれていたサハ209にどうぞ
「R0022 209系3次車(川重タイプ) 中間車屋根」
http://koushincarfirm.work/shopdetail/000000000061
「先頭車2両分」と「中間車」を頒布させていただきましたが、大変ご好評を頂き中間車の方は完売となっております。
実際に取り付けてみるとこんな感じ。
写真は試作品なのでラジオアンテナ用穴がありませんが、本頒布品ではラジオアンテナ用穴は実装されています。
順次、編成編や他の新系列電車頒布品についても紹介させていただきますのでご期待ください!
更新綜合車両事務所の中の人でした!
ぜひ公式ホームページにもいらしてください!
http://koushincarfirm.work