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「テクニックからマインドが育つ」という考え方

私は、セミナーを受けるときに「手っ取り早く成果が上がる技術が欲しい」と思うタイプです。だからこそ、教えるときにも手段やスキルが先行します。

本当なら、最初にマインド・ミッションといった土台が大事だと思います。でも、上述したようなアプローチから学びに入る方もいるため、私は「テクニックから入ることでマインドが育つ」という考え方で講座展開をすることが多いです。


市川と共感コミュニケーション

私はずっと「共感」が苦手だと思っていました。相手の考えていることを察することはできませんし、言い当てることもできません。雑談も苦手なので雑談を続けられる人のことを「すごい」「羨ましい」と今でも思っています。

そんな私は共感力を身につけるために「共感をするために自分をどう変えれば良いのだろう」「自分の心をどのようにすれば良いのだろう」とマインドのことばかりを考えていました。

ところが、そんな私に共感力を身につけてくれたのは「バーナム効果を使った褒め方」や「聴いている振りでも良い」というテクニックの部分だったのです。

■バーナム効果
誰にでも当てはまるような性格の特徴を相手に向かって告げることで、相手が「当たっている」と感じてしまう心理現象です。雑に言えば、褒めれば喜ぶということですね。

■聞いている振り
「しっかりと話を聴いているけれど、まったく反応を示さない人」と「まったく話を聴いていないけれど、頷きや相づちをしっかりとしてくれる人」では、後者の方に好感が持てます。

この2つの考え方を知った私は「定型文で褒めること」と「反応を示しながら聴くこと」から始めました。すると共感できる心が育っていないにも関わらず「市川さんって聴き上手だよね」「一緒に話していて安心します」と言われるようになったのです。

このような経験をしてきたこともあり、私の中の共感の定義が「相手に気持ちよく話をしてもらうこと」となりました。……あ、ちゃんと話の内容は聴いていますからね。聞いている振りじゃないですよ😅

そして、これらの技術を使っているうちに、自然と「聴こう」とする姿勢ができていたので習慣化に繋がりました。それによって少しずつ心やマインドも変化していったのです。

だからこそ私は「心(マインド)を変えるには行動(テクニック)からで良い」と考えているのです。行動を変えれば習慣が変わる。習慣が変われば心が変わる。こういう考え方も良いのではないでしょうか?

決してマインドやミッションの先行を否定しているわけではありません。「色々な価値観があるから、こちらの考え方が合う人もいるだろう」というだけのお話です。

そして、この考え方から生まれたのが次のストアカ講座です。最近は開催していませんが25回ほど開催したところ、240名の方が受講してくれました!

私は楽をしたい!テクニックを身につけたい!

私が講師として最初に学んだのは「つかみ」です。どうすれば受講生をつかめるのか、そのテクニックを学びにいきました。そのとき、先生は「愛」や「格」などのお話もされていたのですが、私の心に響かなかったです。もちろん、今は理解できるし大事だと思っています。

さらにつかみを学び出して1年後、私は「驚きや謎から興味を創り出し、学習効果を高めるビジネスメンタリズム」に惹かれました。そしてビジネスメンタリズムを学んでいる間に「これはすごい!面白いし効果的だ!実績も上がった!」と強く実感し、「私もメンタリズムを教えたい」と思うようになったのです。

私は今もテクニックを学びたいし、講師としてテクニックを伝えていきたいと思っています。

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