ね、こーして比べると☆
おはきら~✨
今回は、比較という体をとりつつスキな動画とキライな動画を紹介します。
比較対象
動画
以下の2つの動画を比較してみます。
無いとは思いますが、見てないのにこの記事を覗いているならまず動画を見てください。見なくていいです。
①↓
②↓
なんとも言えない絵面であります。
共通性
いずれも4月中旬に投稿された、大体同程度の長さのBBクッキー☆劇場で、
それぞれ1種類のアニメ/ボイドラを素材とした動画です。
両方で交通事故が発生しており、被害者視点なのも似ています。
そのうえどちらも集中線が用いられたシーンをサムネイルにしています。
格好の比較対象です。たまげたなあ。
検討
クッキー☆性
①を見てみましょう。BB素材はチョコレート★の材料屋シーンのものです。音声素材はというと、声優のものが多いですが、おっさんの声が2割くらい混じり、NYNやICGの声に転用されています。
②を見てみましょう。BB素材はほとんどプッシ―☆のもので、部分的におっさんが登場します。音声素材は声優/おっさん本人のもので固められています。
チョコレート★が原理主義者を除けば一般的にクッキー☆と認められている一方、プッシ―☆は「TDNエロアニメ」との意見もあり、決して同程度に受け入れられてはいません。とはいえ、「プッシ―☆」タグで検索すると既に93本(2022/05/28時点)の動画が投稿されていることが分かります。この点を捉えるなら、プッシ―☆をクッキー☆として扱うのも不自然ではありません。
また、おっさんの声をクッキー☆キャラにあてることは珍しくありません。しずかに兄貴が良い例でしょう。彼の作品は立派なクッキー☆動画とされています。①のように多少転用し田所で、クッキー☆性は否定されないとみるべきでしょう。
クッキー☆関連性
①はICGのガバガバ線路敷設にNYNがキレるというお話です。これはチョコレート★のシナリオを踏まえたものとは考えられませんが、クッキー☆内の歩みに基づいているとは言えるかもしれません。すなわち、ICG戦車が材料屋に突っ込んでくる導入はよく普及しているところ、①でも電車が突っ込んできていますので、多少はクッキー☆らしさを帯びていると言えるでしょう。
②はお嬢さまにはねられた犬咲夜が同お嬢さまのおしっこを飲もうとするお話です。これが「最終的にレミリアが漏らし、そのおしっこを咲夜が飲んでいく」(2代目クッキー☆解説 Wikiより、2022/6/4閲覧)というプッシ―☆を踏まえていることは明白です。
技能
①は比較的TNPが早いので、相当量の編集を強いられたことでしょう。その他には特に特殊な技術が用いられているようには見えません。(知らんけど。)
②もTNPの点は同様です。それに加え、冒頭でBB素材を配布しています。こういったものを作るのには中々労力が要る、と原人兄貴が仰っていたので、まあそうなのでしょう。お疲れ様です。
独創性
①は使い古された語録・素材をつぎはぎして作られているため、特に新鮮さを感じさせません。馬鹿っぽいネズミが周囲に振り回され踏んだり蹴ったりという展開も既視感があります。強いて言えば、NYNがICGの居場所に殴り込みに行くというのは普段と逆(?)のような気がします。
②の肉体(正しくは体液)を求めて追いかけっこする様子も、なの厨系統の動画でよくみられる流れです。しかし知っての通りそれらに用いられるのは初代組の素材であるわけで、それをより汚い素材でかつドマラチックに再現しているのがこの動画の特徴だと言えます。
抜ッキー☆性
①は何ら性的な要素がありませんが、作者のプロフィールには「健全な動画を作ります」とあるので、そこで文句を言っても致し方ありません。
②は元々エロアニメのはずなのですが、ただただ汚いのみです。
オモシロさ
①は、店内に線路を敷かれたので抗議する、という意味不明な導入です。それに対するICGの反応が「あーめんどせー」。そしてまるで名案とでもいうように線路を店の前に敷きなおすのです。
ここでの彼女は屑なのではなく、馬鹿なのです。そして例によってNYNも馬鹿です。以後も脈絡のない、馬鹿同士のつかみどころのない掛け合いが続きます。この動画で繰り広げられるのは、ユーモラスでもなく論理性もない、気の向くままに描き出されたじゆうちょうのよんこままんがです。何と愛くるしいことでしょう。「ばかなやつ!!」と宣言して何かよくわからない物語を編み出す小学生を彷彿させます。「ちがうし!!」とノってあげればよいのでしょうか。
②は、犬咲夜が車にはねられるシーンから始まります。はねられた彼女はこぼれたミルクティーをもったいなそうに舐めるのですが、そこで性癖が開花します。芸術的な飛躍とでも言いましょうか。これ以後の彼女の行動は一貫しており、努力が結実したところで終了します。
この明確な筋道の存在が、汚い喘ぎ声が醸し出す当事者たちの必死さに可笑しみを感じさせるのではないでしょうか。なお、①と違って全体的に(潮吹きジェットを除き)実現可能なのも興味深いところです。
結論
総合的に考えるとどうやら①より②の方がイイ動画であるようです。
かすり水選手、敗北を喫しました。
あは、hurt(ハート)☆?
そんなのあり得ない!
あの大人気投稿者たるかすり水兄貴です。次こそはめちゃんこ面白い動画を投稿なさるはずです。彼の、そしてチビ兄貴の今後に期待いたしましょう。
ところで、結論は以上の通りであるはずが、動画のいいね!数は①が②の8倍を超えています。これは約10倍ほどの再生数の差によるものだと理解できますが、これがなぜ生じるのかは今後議論の余地があるところでしょう。
謝辞
みんなありがとー☆
おわりに
思い付きで比較という形式にしましたが、何かしらの可能性を感じると同時に、自分の能力の限界もまた感じました。
私としましては二度とこの形式によることはないであろうため、どなたかが発展継承してくれれば幸いでございます。さすれば、初期の原会室のごときバトルクッキー☆が現出し面白かろうと思われます。
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