荒木飛呂彦『The JOJOLands』第5巻
うおおー!!俄然!おもしろくなってきたッ!
The JOJOLands、第1巻から「溶岩の謎」を追うことがメインのストーリーだったのが、4巻の半ばでメリルが「DEEDの原本」をゲットしようとする攻めの姿勢に転じ、しかしそれが原因でドラゴナとウサギがスタンド「バグズ・グルーヴ」に自動攻撃されるという展開と、急速に盛り上がってきたと感じていたところ、この5巻の冒頭で「HOWLER(ハウラー)」が登場したことで、対立構造が明白になった。やはりジョジョにおいて「敵」の存在は大きい!そしてこのハウラー、敵チームのボスであるのに、登場時に既にジョディオ・チームの行動によって「差し押さえ」「破産」というアドバンテージをとられているのが珍しい。ラスボスの可能性も充分に高いと思う。
そしてバトル!この5巻のほとんどを占める「ルルちゃんとボビー・ジーン戦」は久しぶりに(これ、勝てないんじゃないの…?)と思わせる名勝負だった。「プロシュート兄貴とペッシ戦」や「チョコラータとセッコ戦」のような「チームVSチーム」のバトルが好きなぼくのようなタイプにはたまらなかったし、そういうファンも多いと思う。
いや、ここにきてまだ面白さが加速するジョジョ、「さすがに9部はちょっと…」という方、ぜひ1巻からお読みくださいッ!