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『上坂すみれの文化部は夜歩く』

【アニラジの思い出・思い出のアニラジ】このシリーズ、今まで狭義のアニラジ、いわゆる「アニメのタイトルを冠する番組」に拘っていたのですが、やっぱりこれも思い出深いのではずせない。『上坂すみれの文化部は夜歩く』!

 基本的には「各回、いろんなゲストさんをお呼びして文化的なトークをする」がコンセプトで、実際、トップクラスだと、桃井はるこさん、山田五郎さん、多田将さん、内藤康弘さん、人間椅子のみなさん、辻真先さんあたりまでゲストに来たのはちょっとアニラジの枠を超えていたと思う。

 ただ、個人的には「ネタメールを駆使して番組を組み立てる」という自分の一番の得意技を半ば封印する形になったのはちょっと残念だった。すみぺさんは往年の深夜ラジオを軽々とやってのけると思うので、ネタメールで勝負する番組を機会があったらやってみたい、と今でも思っている。

 このラジオで生み出せてよかったのが、すみぺさんが突発的に演じる、最前列ヲタ「すみをくん」で、この没入感とアドリブのクオリティ、解像度の高さは、神谷さんの「ピロC」にも一脈通ずるものがあるのでよかったら聞いてください。なんとVステの通販で全ての回が聴けるDVDが買えるようです。

 ずいぶんラジオドラマは書いていなかったのですが、「萌え文学」シリーズを書きおろして、ドラマCDを作ったり、公開録音で朗読劇をしたりと、すみぺさん一座に演じていただいたこともいい思い出です。


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