ミュージカル「HUNTER×HUNTER」
2000年~2001年に上映されたミュージカル「HUNTER×HUNTER」の最初の舞台脚本を書いたのは自分。今にして思えば「『H×H』の冠でオリジナルストーリーを書けた」のって奇跡だなと。あれから時が経ち、ラジオの現場でお逢いした何人かの声優さんから「あの舞台、観ました!」とか告げられて不思議な縁を感じる。
当時はアニメが絶大な人気を誇っていて、その流れで『H×H』をミュージカルにするという企画が立ち上がったとき、竹内順子、三橋加奈子ちゃん、甲斐田ゆきさん、郷田ほづみさん、高橋広樹くんが「自分自身のキャラクターで出演する」という流れになって、ラジオ『HUNTER×HUNTER R』のオリジナルラジオドラマを気に入ってくれていたメインキャストのみなさんが、自分を推薦してくれたのだった。そのとき小劇場の芝居の台本を4本くらい書いただけで、商業演劇の脚本は書いたことがなかった、無名のぼくが抜擢されたのもまた奇跡だったと思う。
当時はまだ連載がヨークシン編の途中で、ヒソカとクラピカしか念能力「発」を覚えていず、ゴン、キルア、レオリオが活躍させづらかったので一人二役の設定を導入したんだと記憶している。この2年後に「テニミュ」がスタートするので声優さんがキャラクターを演じたラストシーズンだったのではないだろうか。
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