ベースでアドリブソロ弾けるくん(7)
こちらの記事は個人ブログサイトへ引っ越しました。
追加の内容も書き足されているので、以下のリンクよりご覧ください。
今回はチョーキングについて。
チョーキングの主な使い方は、目的の音よりも低い位置で発音し、弦をベンディングして目的の音まで音を持ち上げることです。
ベースの場合、弦を結構持ち上げても半音上がる程度なので、フレーズ作りや、ベースライン作りの時、「半音チョーキング」をメインに考えて使っていきます。その使い所で便利なのが、ブルーノートスケールの♭5度の音を使ったチョーキングです。
例えば、A7のコード上でAブルーノートスケールを使う場面で考えてみます。
赤くなっている音が♭5度の音です。これを使うというのはどういうことか。つまりこんな感じです↓↓↓
その①
♭5度の音(レ#)を発音して、そのままチョーキング。半音上の5度の音(ミ)に着地します。
その②
4度の音(レ)を発音して、♭5度の音(レ#)に素早く持ち上げる。その後、持ち上げていた弦を戻し、4度の音(レ)に着地します。
♢ ♢ ♢
それじゃあ、実際に実戦でどのようにこのチョーキングを使っていくのか。そしてソロに入れてくのか、見て行きます。
★ソロでのチョーキングの使い方のワンポイント!
ギタリストのチョーキングの使い方を真似してみるのがアイディアの近道です。その一つに「チョーキングして到着した音の後に、チョーキングせずに同じ音を弾く」というのがあります。
どういうことかというと、こんな感じです。
この赤い音(レ#)をハーフチョーキングすると、黄色と同じ音(ミ)になります。そのあと、黄色の音を抑えて弾きます。
2音目のミは13フレットをチョーキングした音。3音目のミは14フレットの音です。
このワンポイントを含めたフレーズの例がこちらです。
で、このフレーズを弾くために、13フレットを「薬指」でチョーキングせずに、「中指」でチョーキングして、となりの14フレットを薬指で弾きます。
このフレーズの大事な部分は装飾音符を含めた最初の5音です。
・何か出だしを弾いてこの5音。
・この5音を弾いてからなにか後ろに弾く。
これでブルージーなメロディを作れるようになるので、オススメです!
これはyellowjacketsのファーストアルバムなんですが、1:08のギターソロの始まりのところでロベン・フォード(gt)の弾いてるのがまさにこのフレーズです。
ブルースに影響を受けている人にはお馴染みなので、ベーシストも真似してやってみてはいかがでしょうか。