つばめのちょっと考えなくなった話

自分の中から湧き出る考えが薄くなってきたのは何時ごろからだっただろう。

小学校の頃は車窓を流れる風景に、手を人のように走らせてみたり       中学校の頃は授業中ずっと不審者が乱入してきたら退治してやるんだなんて考えたり
高校の頃はネットの海で見た艶めかしいあの丸みを想像してみたり
大学の頃は自分がいかにダメな人間か証明するために自分の過去を漁ってみたり

あの頃は少しきっかけがあれば1時間でも頭の中からイメージがあふれていた。なのに最近は悩もうとしても悩もうとしても、あの時みたいに頭がごちゃごちゃしてくれない。
noteに書き出せるのも、日常の生活から絞り出したよく分からない何かしかない気がする。去年の今頃はもっと心の中から中東の油田みたいにどばどば自分の感情がでてきていた。あの頃はどれだけでも自分の胸の内のぐちゃぐちゃだけでノートを何ページでも書けた気がした。

忙しいからだろうか、仕事をし始めたことで安心したからだろうか、
病む暇もあまりなくなってしまったからだろうか

自分の普段は言えないようなことを書きだしているときは、
我慢していたものをトイレに吐き出しているような、校庭のど真ん中で叫んでいるような、何かそれまでの人生で得られなかった類の快感があったのだ。


すこし、依存していた。

悩んでいる時の停滞感が心地よかった。
変わることを急かされていない感じが大切なことを曖昧にしてくれた。

免罪符だった。




最近少しだけ「自分の好きなことをする」ことの意味が掴めてきたような気がします。今まで誰のために「すきなこと」をしてきたのか分かってきた気がします。

聡明なあなた方は、いつからそのことを理解していたのでしょう?


おわりに

これがスキーで鍛えた本場の滑り込みです。
⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡ ズサーッ!!


今回も参加させていただきました。開催ありがとうございます!
自分の作品に対して言い訳しようと思ったんですけど、ダサいのでやめることにします。でも今回は感想記事を見れそうにないです🦍


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