つばめの『ちょっとだけスケベな話』
【しょうもない下ネタが含まれます。苦手な方はご注意ください。】
音声記録:某国における首相、また同国将軍暗殺事件
20××.12.22 16:58-17:23
参加者:α,β,γ
隣国への対処に関する会議と思われる。
(録音開始)
α:君達に集まってもらったのは他でもない。某X国との関係について、既に関係が拗れていることは前に説明したが…どうだろう。今一度意見を聞きたい。
β:即刻開戦すべきだ。彼らに思い知らせてやる必要がある。我々を愚弄したことを許すわけにはいかないのだ。
α:まぁMT派の君としてはそう言うとは思ったが、γはどうだ?
γ:私としても某X国のPT派に染まった思考は理解しかねます。あの蛮族らに教育してやる必要があるでしょう。
γ:それと最近、Tの派閥を取り除こうとする輩も出ていると聞きます。彼に今一度MTの素晴らしさを見せつけるためにも、やはり叩いておくべきでしょう。
α:やはりそうなるか。
α:ならば開戦止む無し。国王にもそう伝えておこう。
β,γ:(頷く)
α:ところで開戦理由についてはどう発表しようか。
β:無論!奴らが王女のパンツをチラ見したこと!それだけで開戦理由としては十分だろう。パンチラなどという汚れた文化はこの世にあってはならぬものだ。
α:確かにそうだよな。胸チラこそ至高だよな。うむうむ。
γ:あれ、でもβ将軍って昔パンツが見えた!って嬉しそうに話していたことありませんでしたっけ?
β:…。γ君、口を慎みたまえ。内容によっては今ここで君をk
α:ああ、思い出した。卒業旅行の時の!
γ:江ノ島で道に迷ったとき、ちょうど高校生たちの下校時間で!
β:おい!バカ!
γ:その日強風だったから、スカートが簡単にめくれ上がって!
β:…。
γ:目に映りこむ!まsssssっしろな、ふかふかブリーフ!
β:黙れッ!!!
(机を強くたたく音と、それから静寂)
…
β:…あれはパンモロだ。パンチラではない。
β:ただもうそのことは一切口にしないでもらいたい。
α,γ:…
γ:軽い気持ちで話してしまって済まない。約束は守ろう。
β:…助かる。
β:変な空気にしてしまって悪かった。落ち着くためにも、少し胸チラの素晴らしさについて話そうではないか。各チラリズムは平等などと喚く奴もいるようだが、笑える。誰がどう考えても胸チラが唯一無二だ。
α:うむ。胸チラのいいところは、襟の合間から見えるあの暗黒空間だろう。何かが「見える」わけではないのだが、それがいい。創造力を掻き立たせてくれる。
β:各人の創造力が生かされる、つまり無限ってことだ。胸チラは無限。パンチラは見えてしまったら最後、儚く散ってしまう。
γ:ブラが見えてしまったらどうするんですか?
β:それは3流。
α:実際に「モノ」を見ようとするなど、紳士の振る舞いではない。というより半分せくしゅある・はらすめんとになるであろう。紳士たる者ならば、「モノ」を見ようとしないこと。見てしまってもすぐ目をそらすことが本物だ。
β:それこそ、童貞が恥ずかしさのあまり女性から目を逸らしてしまうように!
γ:童帝のように…!
γ:…。しかし本当にそれでいいんですか。
α,β:なに?
γ:本当に見えなくて、それで満足なんですか?
α:何が言いたい。
γ:そんなに屁理屈重ねなくたって、見えるものは見えるんですよ。
β:現代において、「モノ」をふと見ようとするなど、無理だ。無理に決まっている。
γ:本当に?あなたの目は節穴ですか?
α:まさか!
γ:……透けブラ。
α,β:!!!
γ:夏場、就活生、安さ故に透けるYシャツ、そして経験の無さ故に着てしまった色付きブラジャー…!
β:無礼者!どこの馬の骨だか知らんが、ここで葬ってくれる!
α:おいやm
(銃声。直後何かが倒れた音が一つ。)
α:おぉ…β…。
γ:あなたたちが悪いんですよ。人の好みに順位をつけて、挙句そうでない奴らは排除しようなどと。そんなことしなくても、あなたの胸チラは立派だったのに…。
α:わしの、胸チラ…。
α:お前、チラリズム平等主義者か。見抜けなかったな…。私の目は曇っていたようだな、ハハ。
γ:…。
(銃声)
γ:ふぅ。次はパンチラ派か。骨が折れるな。
γ:それから終わったら、谷間派、ブラチラ派、ブルチラ派、足チラ派…は自然消滅したんだっけか。
γ:俺、こんなことのために人生かけて、ほんと何やってるんだか。
(ドアが閉まる音)
(録音終了)
おわりに
浄化剤です。お納めください。
あとwikipediaにある『チラリズム』の記事は、真面目なのが逆にシュールなので疲れた時に読むことをお勧めします。
最後になりますが、みょーさん、企画ありがとうございました!
つばめ
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