見出し画像

高齢者医療の現場で何が起きているのか――「ターミナルケア加算」と「看取り加算」の真実

高齢者医療の問題を考える――制度の本来の目的とその歪み

高齢者医療における「ターミナルケア加算」や「看取り加算」は、本来、患者が最期の時間を穏やかに過ごせるよう支援するための制度です。しかし、これらが本来の目的を逸脱し、利益追求の手段として利用されるケースがある現実に気づきました。終末期医療の名のもとで、本来受けられるべき治療が行われず、命が軽視される実態が問題視されています。


1. 医療詐欺:「ターミナルケア加算」「看取り加算」

高齢者医療の現場では、「ターミナルケア加算」や「看取り加算」という制度が終末期ケアに適用されます。これらの加算は、患者が最期の時間を快適に過ごせるよう、医療機関が適切なケアを提供した際に加算されるものです。

しかし、制度の本来の目的から逸脱し、不正に利用されるケースがあることが分かっています。
以下が問題点の一例です:

  • 家族への説明や同意がないまま加算が請求される

  • 患者が受けたケアの内容が要件を満たしていない

  • 本来、加算が行われるべき施設での請求がなく、別の医療機関のみが加算を請求している

これらは明らかに不正請求であり、患者の命が利益追求のために扱われた可能性を示しています。

2. 「至急、今すぐ請求書を確認してください」

医療費の請求書には、実際に行われた治療や医療行為が詳細に記載されています。これを確認することで、不適切な請求や不正行為が行われていないかを知る手がかりが得られます。

以下のポイントを確認してください:

  • ターミナルケア加算や看取り加算が請求されているか

  • 家族に説明がなく、同意もないまま加算が行われていないか

  • 必要とされる医療が本当に提供されていたか

不正請求を見逃さないためには、医療費明細の確認が重要です。

3. 「カルテ開示を求めてください」

カルテは、医療現場で何が行われたのかを記録した重要な資料です。医療機関の対応に疑問を感じた場合、カルテの開示を求めることで多くのことが明らかになります。

カルテには、以下の内容が記載されているはずです:

  • 行われた医療行為の詳細

  • 終末期ケアに関する話し合いや家族の同意記録

  • 苦痛緩和や心理ケアが適切に提供されたか

これらの記録が曖昧である場合、不正請求や不適切な医療の可能性を示しているかもしれません。

4.呼びかけ:命と尊厳を守るために今すぐ行動を

高齢者医療の現場で命や尊厳が軽視される現実を見過ごしてはいけません。以下の行動を推奨します:

  1. 医療費の明細を確認する

  2. カルテの開示を求める

  3. 疑問があれば専門家や弁護士に相談する

これらの行動が、命の尊厳を守るための大きな一歩となります。

いいなと思ったら応援しよう!