みずほ銀行【副業解禁】なぜ今?銀行なのに?
2019年10月にみずほファイナンシャルグループ社外兼業、副業を認める新人事制度を導入し話題になった。
この動きは金融界の新たな時代を感じさせる出来事ではないかと思う。
現在、副業は多くの企業で認められており世の中の働き方が変わろうとしている。
しかし、堅いイメージのある金融機関が何故今副業を解禁したのか。
そこには今後を見据える新たな政策があった。
みずほグループのグローバル人事業務部の方が言うに、
閉じた社内での競争原理から社員の成長ややりたい仕事
に発想を転換して、社内外に通用する人材の育成をする事が今回の人事戦略
だそうだ。
社外兼業や副業が自社ビジネスと競合しないかなど事前にチェックを行うこととしている。
施策の公表以降、社員の反響は会社側の予想を上回るものだった。
幅広い年齢層の社員が約120件の申請があり、7割りが承認済みだそうだ。
今や副業時代、老後2000万問題、終身雇用廃止、など今後今までは
予想も出来なかったような時代が待っている。
今勤めている会社が10年後存在しているかもわからない。
そんな意識から副業を始める人も少なくはないだろう。
副業時代と言われるなか会社が心配なのが、
社外兼業や副業解禁をきっかけに人材が流出するリスク。
逆にそれを認めず、社員を社内に縛りつけることで、
新たな人材が獲得できなくなる
もしくは、そのような環境を嫌って、退職されるリスク。
それらを比べたときに果たして今の時代どちらが適切なのか。
それは副業を解禁することだったのでしょう。
まだまだ、副業時代の課題は多いが、失った人材を
どう補っていくのか、社員のモチベーションをどう維持させるのか
など、今後が楽しみになる。