僕の学部の就職範囲が狭まった話
僕の学部の就職範囲が狭まった話
今回は僕が現在通っている大学の学部の就職先の選択肢が大幅に狭まった話をしたいと思います。
学部はどこなの ?
僕の通う大学の学部は工学部です。
工学部の中でも機械系に位置します。
なぜ就職先の選択肢が狭まったといっているのか?
それは世界が今の自動車を廃止して、電気自動車にシフトしようとしているからです。
例
* イギリスは2030年までにガソリン車、ディーゼル車の新車販売を禁止
* アメリカカリフォルニア州は2035年までにガソリン車、ディーゼル車の新車販売を禁止
* カナダ、ケベック州は2035年までにガソリン車の新車販売を禁止。
* 中国は2035年を目処に全ての新車をEVやHVなどに移行。
などです。
日本にいたらまだまだガソリン車が当たり前の世界ですが、ヨーロッパではかなり環境などに強い意識が働いています。
アメリカでも電気自動車への移行がどんどん進んできており、テスラを筆頭にシェアが広がっています。
なぜ就職先が狭まるの
僕の学部は主に自動車の仕組みを学んで、3年生になると研究室などに入り、エンジンの研究などをします。
しかし、今の状況だと、エンジンの研究などしていても、時間の無駄になってしまいます。
なぜなら、時代は電気自動車だからです。
ガソリンのエンジンなど必要なくなるのです。
つまりそれが何を意味するのか?
エンジンの需要はなくなり、今エンジンに携わっている会社は軒並み倒産に追い込まれます。
方向性を変えない限り、自動車産業は大変なことになります。
そう考えると、自動車関係の就職先はほぼほぼ消えることになります。
電気自動車はエンジンなどは必要ないです。
モーターとバッテリーさえあれば動いてしまいますので。
しかも、自動車よりも安い値段で、作ることも可能なのです。
中国のメーカーが50万円ほどの電気自動車を普通に発売していますからね。
買うか買わないかは別として、本気になれば、そのくらいのことができてしまうのです。
テスラも今はかなり高価な値段で発売していますが、将来的には300万円以下の値段で発売可能とのことです。
電気自動車への移行で一番の大打撃を食らうのは、日本の自動車産業です。
トヨタやマツダ、日産は世界に自動車を売りまくっているので、世界からの需要が無くなれば、会社としてはやっていけません。
日本だけで売ることになるとしても、規模が小さすぎて、無理です。
トヨタなどの大きな会社だけが打撃を受けるわけではありません。
他の下請けの会社などが、トヨタなどの下にはたくさんいます。
そこの従業員などの雇用はどうなるのかと考えただけで恐ろしいですよね。
僕の学部はそのような企業から求人も来ています。
短期的には安定しているかもしれませんが、長期的に見れば、ここでこのようなことに気付いたのならば、他のことを学ぶべきではないかと考え始めました。
今、自動車のエンジンのことなど勉強していても、正直意味がないと感じてきました。
電気自動車は僕の予想では走るスマホのようになってくると思います。
テスラ社のように買ってからもソフトウェアをアップデートして、常に最新の状態を維持できるような自動車になっていくと予想します。
自動運転の技術もさらに向上するだろうし、そこに求められる人材はプログラミングができる人材だと僕は思いました。
コンピューターサイエンスが今後は必要不可欠だと思います。
アメリカではコンピューターサイエンス学部だと、医学部と同等の評価をされると聞いたことがあります。
実際にコンピューターサイエンスを卒業して、エンジニアとして就職した人の平均年収は1000万円を普通に超えるデータも出ています。
それほど世界では求められている人材なのです。
今大学を辞めて、コンピューターサイエンスを学び始めることも視野に入れています。
自分の人生をよく考えて、生きていきたいです。