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春を通り過ぎて、もはや夏(宮崎の片隅のランニング日記 6)

第6回 10.07km Running(2022/02/27)


さてさて、2月のランニングも本日でおしまい。2月はトータルで101.91km走ることができた。3月も100kmランをしたいな。これから暖かくなるのなら、より気持ちよくランできそうだ。めっちゃ楽しみ。確定申告が無事終わって時間ができたら実家近くの海を走りたいな。

週末、サンデーモーニングは街ラン。いやあ、ほんとさ、週末の朝の街ランってすごく楽しいのよ。人はほとんど歩いていない、車もほとんど走っていない、喧騒がない。その分道路も歩道も広く感じられてさ、独り占めできるわけ。そんでもって今日の宮崎市は快晴。それはそれはめちゃくちゃ気分がいいんですよ。

ちょうど9時に街の中心地を走っていた。これまでビルに隠れていた太陽が姿を現して、辺り一面が一気に輝いてんの。明るいを超えて眩しい。空も地面もテカテカで、反射した日の光が目に突き刺さる。あれ、この時間ってこんなに明るかったっけ? と首を傾げながら走る。光が強くて周りの色が飛ぶ感じ。これまでの午前9時と雰囲気が違う。

しかも予報には聞いていたけれど、暑い。朝から日が暖かいというより暑い。そんで日差しが痛い。南国宮崎、これはもう日焼けの季節到来だろうか。建物の中はまだまだ寒いのに、外の暖かさときたら春を超えて夏がやってきたみたいだった。

タイツ履いてアウター着てのランニングだったけれど、もう半袖・半パンでもいいかもしれない。昼間に走るのであれば日焼け止めも必要かなあ。他県の人、九州圏外の人たちは来県して驚くと思うけれど、宮崎の紫外線は殺人的。ほんま危ない。ああもうそういう季節だわ。喉が渇くし、久しぶりに汗だく。

街ラン、今日も感じたけれどタイムやペースを計測しながら走るには向いてない。信号が多くてペースが崩れる。止まる場面が多すぎて休憩どころかかえって疲れてしまう。散歩のつもりで走るのが一番なんだろうか。気分はいいんだけどなあ。

街を北から南へ突っ切ったあとは、大淀川の河川敷を金曜日(第5回)とは別ルートで走る。週末だとやっぱりランナーや部活動生が多め。いろんなランナーとすれ違っていく。視覚障害者と、その伴走ランナーのペアと何組かすれ違った。案外ペースが速くてびっくり。目が見えないってだけで、ほかは普通のランナーと変わらない。ああいう競技の「伴走」をする人にすごく興味がある。一度、伴走されながら走ってみたいって思ってる。相手のペースに合わせながら、相手の目になって走るってどんな感覚なのかって。伴走される「こちら側」も、どんなふうに感じるんだろうって。一緒にリズムを合わせるってバンドのセッションみたいなもんなんだろうか。

ランも終盤に差し掛かったころ、川の上ではレガッタの集団がリズムよく、まるで川の上に川の字を書くの如く進んでいた。近所の高校の部活動らしい。こちらの岸にいる顧問らしき先生が拡声器で檄を飛ばしている。

「重い水を押し出すには、腰をいれ入れろ〜〜〜」

腰を入れろかあ、それなりのペースでマラソンを走るときも一緒だなあ。
その指導に納得しながら彼らを横目に僕もラスト2kmを駆け抜けていった。

走りながら撮っていると上手に撮れたことが一度としてない。ペース気にしていると止まりたくないんです



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半田孝輔|ライター・編集
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