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山田哲人は終わらない!

スワローズの現役でありながらレジェンドといってもいいのが山田哲人。
ルーキーイヤーにシーズン未出場ながら、クライマックスシリーズでデビュー。
翌12年に26試合で.250、13年に94試合で.283と実績を積んで、14年開幕1番セカンドスタメンでレギュラーに定着すると、143試合フル出場で.329,29本塁打、15盗塁を決める。
さらに15年はスケールアップしていき、.329、38本塁打、100打点、34盗塁で三冠王こそ逃すものの、トリプルスリーを達成。
リーグ優勝の原動力となり、日本シリーズでは3打席連続本塁打と強豪ホークスから1勝を奪い取る活躍を見せた。
翌16年も2度目のトリプルスリー、17年はレギュラー定着後最低の数字となったが、18年には復活して前人未踏の3度目のトリプルスリーを達成した。
しかし、3割を超えたのはこの年が最後。
30本塁打は21年に超えるが、盗塁は19年以降5年間で29盗塁と下降の一途をたどっている。
とくにここ3年は打率が.250に届かないだけでなく、.243、.231、.226だ。
若き日、スワローズファンの夢でもあった山田哲人。
後輩の村上宗隆に輝きを奪われている感はあるが、劇的な一発というのは山田のほうが多い。
全盛期の山田を見ている身としては「もう終わった…」とはまだ言いたくはない。


<23年と24年の違い>

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