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エースのハードルを上げるより無理やりでも作る…それが2025年のスワローズのテーマ

2025年スワローズの投手陣のなかで、正念場を迎えるひとりが吉村貢司郎だろう。
瀬戸際という意味ではない。
スワローズのなかでは、“高いレベル”の正念場だ。
昨年先発陣でトップの9勝を挙げた吉村。
キャンプ、オープン戦を順調に進むことができれば、開幕投手最右翼といってもいい。
ただたとえ今季開幕投手になったとしても、シーズンを終えての結果がついてこなければ意味がない。
これまで期待が大きかった先発投手はいたが、ここ10年で開幕投手を務めたのは、18年のブキャナンを除けば、石川雅規と小川泰弘だけだ。
開幕投手をエースの称号とするなら、05年に初の開幕投手となった石川からその座を奪ったのは、14年の小川まで待たなければならなかった。
そして現在、相変わらず頼りは小川のままというのが投手陣の弱さ、世代交代が行われていないことを示している。
その石川から小川という流れを引き継げるチャンスを得たのが吉村だ。


<吉村が存在を大きくできるかどうか?>

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