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2024年スワローズの犠打数リーグ1位はどうみればいいのか?
2024年のスワローズは最下位とゲーム差なしの5位に終わった。
球団関係者は口をそろえて「故障者が多かった」とコメントしているが、仕方がないといえるのは塩見の1塁への走塁での交錯時のものぐらいだ。
首位打者こそ最後にオースティンの差し足で抜かれたが、サンタナが打率2位、出塁率1位、村上が本塁打と打点の2冠、長岡が最多安打の初タイトルを獲得している。
投手陣はたしかにコマ不足だったが、それをカバーするだけの攻撃陣はいないとは言えなかった。
事実得点力はリーグ2位だったが、投手陣を考えればここが1位でなかったことがシンプルに言えば下位に沈んだ原因といえる。
そのスワローズの攻撃の特徴となったのがバント策だ。
これはファンの間でも論争が起きている。
単純に比較できる対象が得点1位のベイスターズだ。
打率こそベイスターズ.256、スワローズ.243と差はある。
ただ出塁率はベイスターズ.313、スワローズ.311とそう変わらない。
違いはバントの数であり、ベイスターズは85でリーグ最少、スワローズは137で最多と両極端の数字が出ている。
ここに3位からとはいえ日本シリーズまで進んだベイスターズと5位に沈んだスワローズの差ともいえる。
<バント策には条件がいる>
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